セキレイの第7話を見ました。
第七羽 黒の鶺鴒
「分かった。監視衛星システムの書き換え、人員の配備、全て完了だそうだ」

「ンフフフフフ、いよいよだな」
「貴様…自分のしていることが」
「高美くん、何を恐れる?」
「恐れてなどいない、呆れているだけだ」
「全ては必然なのだよ。あの時、我々が神の躯に触れた時、即ち私がゲームマスターたる資格を得た時kあらね。ンハハハハハ、アハハハハハ!!」
美哉が、部屋割りを強制的に決めてしまう。
「合点がゆかぬ!!我は妻ぞ、夫と引き離されるなど…!!」
「結も妻です」
「これは決定事項です」
「じゃ、後で」

「すぐに戻るよ、今日は顔見に来ただけだから。元気にしてるかな、むーちゃんは」
結のもとに、
鴉羽というセキレイが訪ねてきた。
「実はね、確認しに来たんだ。あの約束、結は覚えてる?」
「…!?勿論です」
「皆たん、皆たん、ちょっとお話が。誰か来てるですか?」
「何か結ちゃんの知り合いだって」
「知り合い?」
結とは親しげに接している
鴉羽に
松は何故か怯えていた。
その頃、鶺鴒計画の実行者、巨大企業M・B・Iの社長である
御中広人が新東帝都の占拠を宣言し、都市への出入りに検問を置く。
「おや、いい所だね。出雲荘と言ったっけ?手は出してないよ、今日はね」
「目を瞑るのは今回だけです。出雲荘の敷居を跨ぐことは二度と許しません」

「やっぱりいいね、あなた相変わらずだ。怖くて怖くてゾクゾクする」
「消えなさい!!その不吉な姿、目に入れるのも汚らわしい!!」
「相変わらずだな、No.01美。また会おうよ、今度はお互い獲物を持ってさ」
「何?」
「No.01のせいで火がついちゃった。ちょっと遊んでくる」
鴉羽は戦闘本能に火がつき、運悪く出くわした
蜜羽を簡単に機能停止させてしまう。
結は
皆人に、
鴉羽と交わした約束のことを教える。
『人間なんてこの星に要らない種だよ』
『いつか出会う私の葦牙様。私はその人をきっときっと大好きになります。要らなくなんてありません』
『君も結女と同じことを言うんだね』
『結女様も?』
『じゃあ、こういうのはどう?自分達は最後の弐羽になるまで生き残って戦うって、どちらかが倒れるまで』
『鴉羽様と私が!?』
『結が勝ったら結の言うことが正しい。逆なら…』

「鴉羽様との約束は最後の弐羽まで生き残ること。そして私は必ず、あの方に勝って翼の折れたセキレイ達を再び自由の空に解き放つんです。葦牙様と引き離されたままなんて悲しいです。私、皆人さんが大好きです。ほら、分かりますか?ドキドキして。温かい八百万の神に感謝です、今此処にこうしている幸せに、大好きな人に、大家さん、クーちゃん、松さん、月海さんに巡り会えた奇跡に。この気持ちを、誰かを好きになる気持ちが人をどれだけ強くしていくかを鴉羽様にも知ってもらいたいんです。何も知らない子どものようなあの人にどうしても知ってもらいたいんです。私の野望なんです。大きすぎるでしょうか?」
「ううん、結ちゃんならできるよ。俺、信じてるから」
次回、「閉ジタ帝都」





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