ネオアンジェリークAbyss-second age-の第7話を見ました。
act.07 真実の一夜
「私に付いてきて下さい。私には時間がありません」
――どういうことだ…?自分の思考が理解できない」
「ジェット、女王の卵を取り戻しなさい」
「了解した」
――何故だ?何故あの女の言葉で行動が制限される…!?主以外に重要人物は存在しない。何故、こんな記憶が再生される…!?
ニクスと二人、山道を進む
アンジェリークを追う
ジェットだったが見失い、オーブハンターの
ジェイドと対峙する。
「これ以上、君と戦いたくないよ」
「言ったはずだ、俺とお前は違う。俺は命令に従うのみ。今はお前を倒せと命令されていない」
「なら行かせてもらうぜ」
「ルネ様、行きましょう」
「もう一人連れて行け、地下牢にいる」
「…!?ジェット!?」
ニクスと一緒に、
ニクスの家族がかつて使っていた別荘へ到着した
アンジェリークは
ニクスから体の中にエレボスがいるという真実を聞く。
「私はエレボスに自由を奪われようとしています。あなたの倒すべき敵は目の前にいるこの私です」
「そんな…どうして…どうしてエレボスがニクスさんを…!?」
「全ては私の弱さのため。私の生きることへの渇望がエレボスを引き寄せてしまった。あれはまだ私が幼かった頃…両親との旅行の際、乗っていた船が嵐に巻き込まれました。私達は祈るしかありませんでした。しかし、それは叶わなかった…。海に投げ出された私は心の底からただ願いました。『助けて、このまま死ぬのは嫌だ。行きたい、助かるなら僕は何でもする。誰かぁ!!』すると、願いは届いたのです。あろうかとか、エレボスに。そして私の体にエレボスが宿ったのです。あれ以来私は海が、潮騒の音を聞くことすら嫌悪しました。この身にエレボスが宿ったあの忌まわしき瞬間を思い出すからです。エレボスの力なのでしょう、私は死ぬことすら許されぬ体となりこれまで200年もの間、時の牢獄をさまようことになりました。事故の後、エレボスは隙あらば私の体を乗っ取ろうとしました。私を核として、アルカディアにタナトスを送り込み、人々の生命力を吸い取るためです。エレボスの影響力は日に日に強くなり、いずれ抑えられなくなるのは明白でした。そこで私は唯一の望みに懸けることにした。エレボスを滅ぼせる女王です。そして私は世界中を回り、あなたを見つけました。女王の卵があなたで、本当に良かった」
レイン達は
ルネを救出して脱出し、エルヴィンに導かれた
ベルナール達とも銀の大樹の下で合流する。
ジェイドは地下牢でエレンフリートを発見し、助け出す。
「私は死をもって終わらせるためにあなたを捜し出したのです。しかし、200年もの間に抱いてきた死への想いは女王になろうとしているあなたを目の前にして簡単に覆ってしまった。分かりますか?あなたといる時間が私にとってどんなに尊いか、あなたは神々しく眩しい。できるなら共に生きたい」
「ニクスさん…」
「でも、生きたいと思うほどエレボスの力は強まっていく。もう私が私でいられる時間はそう長くありません。だから今のうちに伝えておきたかった…身勝手な願いだと分かっています。あなたが女王となった暁にどうか、安らかな死をお与え下さい」
「そんな…」
「それ以外にアルカディアを救う方法はありません」
「どうして…」
「私の想いが抑え切れない。それにあなたが女王として成長することでその力に抵抗すべくエレボスも勢いを増しています。私の意思はまもなく飲み込まれてしまうでしょう」
「だからってニクスさんが犠牲にならなくったって…」
「ありがとうございます、アンジェリーク。あなたの想いは本当に嬉しい。でも、もう事は動きだしてしまった。止めることはできないのです。私はあなたから多くのものを奪ってしまった…」
アンジェリークの家族が殺されたのは自分のせいだと言う
ニクスに、
アンジェリークは居場所を与えてくれたのも
ニクスだと言う。
エレボスの意志は
ニクスの体を蝕み、
アンジェリークを殺そうとする。
「あなたは私を殺すことなどありませんよ、私があなたを殺します。さぁ、力を抜きなさい。その方が楽に逝ける」
アンジェリークはエレボスに剣を構えて立ち向かうが、
ニクスはタナトスと共に撤退するのだった…。
次回、「少年達の覚悟」
小野坂昌也/中村悠一(ジェイド/ジェット)/ネオアンジェリークAbyss キャラクターソングvol.3
ネオアンジェリークAbyss DVDvol.3 Limited Edition
http://animezakkityou.meblog.biz/article/1215567.html