黒執事の第5話を見ました。




第5話 その執事、邂逅
「チェスなんかやってる場合じゃないんだが」
「あんまり根詰めてもいいことないわよ。セバスチャンに全部任せておけば?」
「あれは僕の駒に過ぎない、命令し動かすのは僕だ。だが、ただの駒じゃない。全てのマスに一手で動ける駒、こんな風に」

「そんなの反則じゃないの」
「そうだ、それがゲームならな。だがこの世界ではルールなど意味を持たない。必ず反則をする騎手も裏切る駒も出てくる。油断すればすぐに…チェックメイトだ」
「あんたには裏社会の番犬以外にも生きてく道があったはずだわ。姉さん…あんたの母さんもそう望んでたはず。それなのに裏社会に戻ってきたのはやっぱり…殺された両親の仇を討とうとしているからなの?」
「仇を討ったとして死人が蘇るわけでも、まして喜ぶわけでもない。でも僕は先代達のためにファントムハイヴに戻ってきたわけじゃない、僕のためだ!!ファントムハイヴを裏切り穢した人間に僕と同じ屈辱を痛みを味わわせてやりたいだけだ」
子爵が犯人でないことが判り、改めて犯人像の割り出しにとりかかる
シエルは
セバスチャンと被害者の身体的な共通点から次の被害者を予想し犯人をで待ち伏せる。

だが、悲鳴が響きわたり新たな被害者が出てしまう。
「いけません!!随分と派手に散らかしましたね。“ジャック・ザ・リッパー”――いえ、グレル・サトクリフ」
血に染まった凄惨な現場にいた返り血を浴びた
グレルは自分が犯人ではないと言う。
「その姿で白を切るのはもうよいでしょう。グレルさん、あなたのような方に人間界でお会いするのは初めてです。人畜無害なダメ執事…お上手に振舞われていたじゃありませんか」

「お上手…ウフ、そう?そうよ、あたし女優なの。それもとびきり一流よ。だけどあなただってセバスチャンじゃないでしょ?」
「坊ちゃんに頂いた名前ですから『セバスチャン』ですよ、今はね」
「あら、忠犬キャラなのね。色男ならそれも素敵だけど。それじゃ改めましてセバスチャン…いえセバスちゃん
バーネット邸執事グレル・サトクリフでございマス★執事同士どうぞヨロシク
」
セバスチャンに追及され、
グレルは、本来神と人の中立の存在である死神としての姿を現す。
「あたし、これでも執事DEATH★」

神であるのに執事をしていたのは
マダム・レッドに惚れこんだために
グレルが犯行に手を貸していたからだった。

被害者の共通点は
マダム・レッドの病院で手術を受けたもので、
シエルは当然、彼女もリストにあげていたが、アリバイがあったので外していた。
だが人ならぬ死神がいれば、そんなアリバイは無意味だったのだ。
「ダメ…やっぱり駄目、あたしにはこの子は殺せない」
「散々女共を切り刻んできたくせに!!何言ってんの?そのガキ消さなきゃあんたが消されんのよ」
「でも、でも…この子はあたしの…」

「がっかりよ、マダム・レッド!!ただの女になったアンタに興味ないわ!!」
マダム・レッドは
シエルの父を好きだったが、彼は姉と結婚してしまう。
レッドは別の男と結婚したが、事故で夫とお腹にいた子供も失い、もう子供のできない体になってしまう。

姉夫婦の家族も火事に見まわれ、絶望した
レッドは子供をおろした娼婦を憎み、手にかけてしまい、それを見出したのが死神
グレルだった。
シエルを殺せない
レッドを
グレルはあっさり殺してしまうのだった。
去ろうとする
グレルを狩れと命じる
セバスチャン。
「セバスチャン、何してる?切り裂きジャックを狩れと言ったんだ。まだ終わっていない。グズグズするな、もう一匹を早く仕留めろ」
「御意」
「見逃してあげようと思っていたけど、そんなにお望みなら行かせてあげるわ。二人まとめて天国へね!!」

「天国ですか?縁がありませんね」
「悪魔が神に勝てると思ってんの?」
「どうでしょう?しかし坊ちゃんが勝てと言うのなら勝ちましょう」
「そんなチンケなガキに随分な入れ込みようね、妬けちゃうわ」
「契約が続く限り、彼の命令に従うのが執事の美学ですから」
次回、「その執事、葬送」
小野大輔(セバスチャン)/TVアニメ黒執事キャラクターソング その執事、歌唱
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