黒執事の第6話を見ました。




第6話 その執事、葬送
マダム・レッドの亡骸にマントをかける
シエル。

その背後では、月光に照らされる中、
グレルと
セバスチャンの死闘が繰り広げられていた。

「悪魔と死神、やっぱり分かり合えないのかしら?許されぬ二人の想い、まるでロミオとジュリエットの悲劇だわ。あぁ、セバスチャン…どうしてあなたはセバスチャンなの?主人から貰った忌まわしい名前を捨てて、あたしだけを見てくれたなら…」
「ただ一言、主人が私をセバスチャンと呼んだ時からその言葉こそ新しい洗礼にして、契約。その日からセバスチャンですよ、月に誓って」
「…月に誓うなんて不実な男。あなたの瞳は本当は何も愛していない穢れた瞳。無垢な魂を卑しい手と唇で穢す悪魔。あぁ、いいわ…ゾクゾクするワ、セバスチャン!アナタの子どもなら産める気がする!!」

「やめて下さい、気持ち悪い」
「あぁ、冷たいのね。美しい暴君!天使のような悪魔!鳩の羽を持つ烏!セバスチャン。あぁ…朝なんか来なければいいのに。そうしたらいつまでもこうして殺(あい)し合っていられるのに。でもアバンチュールは此処までよ。情熱的なキッスでお別れ、幾千にも幾万にもごきげんよう」
ほぼ互角の両者の攻防だったが、
グレルの放った一撃が、深々と
セバスチャンの胸元を切り裂き、走馬灯を見ようとするグレルだったが見えるのは
タナカさんや
バルド、
フィニ、
メイリンの姿ばかりだった。
「ここ一年はそればかりの毎日でしたからね。残念ですが、ここから先は有料です」

ボロボロになったウールの燕尾服を心配する
セバスチャンだったが、それをデスサイズの刃に絡ませて
グレルを殴りまくる。
セバスチャンは
グレルの落としたデスサイズを拾い、足蹴にして止めを刺そうとするが、そこに新たな死神ウィリアムが現れるのだった。

ウィリアムは規定違反をした
グレルを踏みつけ
づけて、連れて帰ろうとするのでデスサイズをウィリアムに投げつける
セバスチャンだったが、難なく止められてしまう。
「
お忘れ物ですよ」
「どうも。では失礼します」
シエルはよろめくも
セバスチャンの手を振り払い、街屋敷へと帰るのだった。
マダム・レッドの葬儀に
シエルが赤いドレスを持って現れ、遺体にかける。

「あなたには白い花も地味な服も似合わないよ。あなたに似合うのは情熱の赤、地に燃えるリコリスの色だ。アン叔母さん…」
裏の理としてスコットランドヤードは捜査の終了を余儀なくされる。
シエルは切り裂きジャックの正体を女王には報告しなかったことを
劉に忠告される。
「まだまだ面白いものを見せてくれると期待しているよ」
シエルと
セバスチャンは国外からの移民で誰も引き取り手のなかった最後の犠牲者となった女性の墓を訪れるのだった。
「お優しいですよ。でなければ弱虫ですかね?何故撃たなかったのですか?肉親すらも見殺しに?嘘は感心しませんね、あの時あなたは撃とうと思えば彼女を撃てたはずです。けれど、あなたは躊躇い、wあたしが促しても決して銃を取らなかった。何故です?マダムを自分の手で殺すのが怖かった…?誰とは知らない女は殺せても、やはりお身内は殺せないとでも?」
「お前の仕事だからだ。お前は死んでも僕を守ると言った、だから僕は撃たなかった。悪魔(お前)と僕の契約は『僕が目的を果たすまで僕の力となり、僕を殺さずに守りぬくこと』。僕があそこで死んでしまっては契約違反だ」
マダムには迷いがあったが、
シエルは迷いは命取りとなるため迷わないと話す。
「僕は立ち止まらない、踏み出した一歩に後悔もしない。だから…命令だ。お前だけは僕を裏切るな、僕の傍から離れるな!!…絶対に!!」

「御意、ご主人様。貴方が望むのならどこまでもお供しましょう。たとえ玉座が崩れ、輝かしい王冠が朽ち果て、数えきれない亡骸が積み上がろうと、朽ちた駒の上、そっと横たわる小さな貴方の傍らで王手のコールを聞くその時まで」
次回、「その執事、遊興」
小野大輔(セバスチャン)/TVアニメ黒執事キャラクターソング その執事、歌唱
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