ヴァンパイア騎士Guiltyの第7話を見ました。
第七夜 茨の口づけ~キス~
「甥と呼ぶには怖気の走るお前に最後に会ったのは10年と少し前だったか?痛かったよ、枢。あの日お前に姿がなくなるまで砕かれた体、形を取り戻すまでに10年かかったよ。いや、ここはそれでも滅びない純血種の生命力に感謝すべきだな。あぁ、許婚だった閑が消えてくれて、正直気が楽になったよ。これの母親のように従順になるのを待とうにも永遠に等しい時間を待たされかねない感じだったからね」
「良かった。相変わらずで安心しました、叔父様。僕があなたを殺す時、何の躊躇いも抱く必要のない相手で」

「枢!!支葵は傷つけさせない、この子はこれ以上、君達の争いの犠牲にさせない!!」
「それは君が元老院側に付くととっていいのかな?」
「そう思ってくれていいよ」
「そうか」
「心配するな。枢に僕は殺せない、しばらくこれの部屋を使わせてもらう。よろしく頼むよ、玖蘭寮長」
学園に戻ってきた
支葵だが、
壱縷と密談するなど、明らかに以前と様子がおかしいと感じる一同。
傍若無人な
支葵は
枢の恋人宣言で臥せっている
瑠佳の元へ向かう。
架院と
一条の働きにより事なきを得るものの、何かを知っていながら沈黙を続ける
一条に、ただならぬ事態を感じる夜間部。

「瑠佳、大丈夫だったかい?」
「はい…。拓麻様、支葵は一体…」
「彼のことは僕に任せてほしい。枢にも黙っていてくれないか?」
「枢様にも!?」
「しかし…」
「架院!!」
「…分かりました」
優姫の悪夢はいよいよピークを迎え、その抑え切れないストレスが遂に
零に向けられ、
零は押し倒され首に手をかけられてしまう。
「ぜ、ろ…」
「大丈夫か?」
「何で、抵抗しないの?」
「言っただろ、俺の命はお前の好きにしていいって」
「あたしが零の被害者だから!?…違うよ、お人好しさん。私が零を戻れないところまで追い詰めたんだよ!!零はね、あたしの我がままに付き合わされたの。零のたった一人の味方になって、できること全部してあげたいと思ったのもみ~んなね、自分のためだった。零にとって必要な人になったつもりでいれば、過去のない自分にサヨナラできた気になれた。そう、自分のためだよ。じゃなきゃ、一番零に言っちゃいけないこと言えるわけないでしょ」

「お前…言ってることおかしい。必死に俺が必要だって言ってるみたいに聞こえる。間違ってる、優姫。お前が必要としている人間は玖蘭枢だ。昔からずっとそうだったろ?変だ、お前…」
優姫に汗かいたから着替えたいと部屋から出さレてしまう
零。
血の幻影に怯える
優姫は目の前に窓から
枢が現れ、泣きながら抱きつく。

慌てて部屋の中に入った
零が
優姫を本当はどうするつもりなんだと問い詰めるも、君は裏切れないとだけ言われてしまう。
そして、雪の舞う中で
枢は
優姫の首筋に噛み付き、自分の血を
優姫に口移しで飲ませるのだった。

「目が覚めた?優姫。僕が誰だか分かる?」
「私の…」
「よく知った優姫の血の匂いがした。それと、吸血鬼の気配が2つ!!玖蘭、お前…優姫を!!」
枢に銃を向けてくる
零だが、
優姫が
枢を庇う。
「やめて、零!!この人は私の、私のお兄様なの!!」
「…!?」

「ごめんなさい、零…」
「兄妹…!?」
「いっそ、本当の兄として生まれた方が僕は嬉しかったよ…」
次回、「追憶の螺旋~スパイラル~」




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