CLANNAD~AFTER STORY~の第9話を見ました。
第9話 坂道の途中
「そっちは三者面談終わったのか?」
「あ、はい。私は大学で勉強したいことが見つからないので就職しようと思っています」
「成績いいのに勿体無いな」
「朋也くんは卒業したらどうするんですか?」

3年生は三者面談が始まり、本格的に進路を考えなければならない時期になり、
朋也の友人、
椋や
杏、
ことみだけでなく、
春原まですでに進路を決めているというのに今なお目標が定まらないままの
朋也は
渚から進路について聞かれてもごまかすばかりで、面談からも逃げていた。
渚は体調を壊し、一ヶ月を過ぎても容体が良くならず、
渚を見舞う
朋也は傍に居て待つのが楽しいと言う。
「待つって何をですか?」
「お前と手を繋いで歩ける日だよ。学校でも家でも一緒だけど二人きりになることってあんまないだろ?だからデートして手を繋ぎたいって思ってたんだよ」
「今、二人きりです」
「そうだな」
「手を繋いでくれますか?」
渚の出した手を繋ぐ
朋也は握るのだった。
休学が続き、
渚は卒業できず再び留年することになってしまう。
「嫌だ…俺はあいつと卒業したい。あいつを置いていくなんて嫌です!!渚が卒業しないなら俺も卒業したくないです」

「子どもだな、テメーは。そんな真似したら渚がもっと辛い思いをする。テメーだって分かってんだろ」
クリスマス、
渚の誕生日を皆が集まって誕生日を祝う。
そして、卒業の日。
朋也と
春原は、二人を出会わせてくれて見守ってきた幸村先生に礼を言う。
校門で
朋也は
智代と
有紀寧に留年する
渚のことを頼む。
「朋也、これから二次会だけど、あんたは行くとこがあんのよね?」
「まぁな」
渚と出会った日からのことを思い出していた
朋也は古河パンに帰るのだが、
渚が店の前で待っていた。
「馬鹿、外に出ちゃダメだろ!!」
「見たかったんです、どうしても。朋也くんの最後の制服姿。朋也くん、卒業おめでとうございます」
「…渚、俺、卒業しちまった…。二度とあの学校の生徒になれない。学校なんて大嫌いだったけど、お前とならいつまでだって過ごしたいと思ってたんだ。ずっと腐ったみたいな学生生活を続けてきて、でもお前と過ごした最後の一年だけは楽しかったんだ…ぅ…幸せだったんだ…っ。やっぱり俺も留年すれば良かった…」
「朋也くん、そんなことで足を止めたらダメです。進めるなら、進むべきなんです。朋也くんは進んで下さい。私はもう一年頑張りますから。朋也くん、手を繋いでくれますか?」

「馬鹿、また熱が上がるぞ」
渚の願いを聞いて
朋也は手をとって歩きだす。
『立ち止まることなく歩きたかった。どこまでも、どこまでも…。ずっと続く坂道も、二人で』
次回、「始まりの季節」
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