ヴァンパイア騎士Guiltyの第9話を見ました。
第九夜 復活の狂王~エンペラー~
自分の本当の姿を理解した
優姫は
零のことが気になって部屋を抜け出し、
零の元に向かう。
両親を殺されてからというもの、吸血鬼を憎んできた
零は、親しくしてきた幼なじみの
優姫の正体が吸血鬼であることを知り、これまでと同じように接することができなくなってしまい、受け入れることができないために
優姫に銃を向ける。

「会って、話して…どうにかなることなのか?これは」
「…!?」
「人間を吸血鬼に変えたり、そうかと思えば自分自身は吸血鬼から人間になってみたり…。今、ドア越しに感じるのは人を弄ぶ傲慢な純血種の気配だけだ」
「そうだよ、零。良かった、分かってくれて…。零の知ってる“優姫”はもういなくなっちゃった…。だって、吸血鬼の優姫が食べちゃったから…」
一方、
枢は、
支葵に乗り移っている本体が眠る棺に近づく。
「さぁ李土、待ち焦がれていた時が来ようとしている」
枢は
李土の棺を守っている
壱縷を押しやり、その体に刃を突き立てる。

だが、
枢は
李土を刺したわけではなく、自分の手を刺し、血を与え復活させようとしていた。
思い起こされるのは両親の最後の記憶、10年前のその壮絶な光景が浮かんでくる。
優姫と
枢の両親である悠と樹里は、元老院は思い通りにならない二人が邪魔なため、
李土と利害が一致し、協力して襲ってくる。
李土は悠と樹里の最初の子を奪った人物であり、悠の兄でもあった。
李土の放ったハンターの剣が悠の心臓を貫き、
枢が悠を守ろうとやって来る。
「枢、お前が下がりなさい。我が子の背中に庇われるなんて親の誇りを打ち砕かないでほしい」
「違う、お父様…悠、僕は…」
「大丈夫、全部分かってて言っているんだよ」
「悠、今の剣で心臓を!?」
「それでもずっと僕達の可愛い子どもに代わりなかっただろう…?」
悠が砕けて消えてしまい、
枢は剣を手に取り、
李土の心臓を貫こうとするも、手が動かすことができず、殺す手段を見つけるまで散り散りにさせるのだった。
枢が
李土を殺すことが出来ないのは、
枢が玖蘭家の始祖で、それを目覚めさせた主が
李土だったからであった。
一翁は
李土を玖蘭家の当主にしようと協会長と暗躍し、
零をハンターに処分させる。
だが、
零は
十牙によって閉じ込められていた。
「何自棄になってるんだ、馬鹿。俺を誰だと思ってんだ?お前を狩るつもりならとっくの昔にやってる。協会長と元老院、あいつら影でくっついていやがった…。ハンター協会といい、この学園といい、ったく世の中腐ってやがるぜ。俺はこれからも吸血鬼共をぶちのめす、お前以外のな。感傷に浸ってる暇があったらここでしばらく頭を冷やして打開策の一つでも考えろ。これだけは言っておく、お前は吸血鬼じゃない、吸血鬼ハンターだ」

「…!?」
優姫と
枢のことを考える
零は自分の体の中に流れる二人の血が共鳴し、冷静に考えていられなくなるのだった。
次回、「戦いの序曲~プレリュード~」




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