源氏物語千年紀 Genjiの第4話を見ました。
第4話 藤壺
夕顔が亡くなってしまったことで心身をひどく病んでしまった
源氏のもとに、長く便りのなかった
藤壺から見舞いの手紙が届く。
ようやく快方の兆しが見え始めた頃、
源氏はさらなる回復を願い寺へ祈祷を受けにいくことにする。
そこで彼は、
藤壺に生き写しの幼い少女・
紫の上と出会う。
ようやく懐いてきたスズメを逃がされてしまい泣いていた
紫の上に笑顔で指先に止まったスズメを手渡す
源氏。
「さぁ、どうぞ」
ようやく体調の戻った
源氏は明日から出仕出来るようになった。
これも
藤壺がしきたりを破ってまで、幼い頃に
源氏と遊んでいた時に見つけた御所の奥にある社に通い続けて
源氏の回復だけを願っていたからだった。
その夜、偶然の再会を果たす
藤壺と
源氏。
「貴女にお文を頂いて、それからずっとあのことを想っています」
「仰らないで、そのことは。私が悪いんです、やはり書くべきはなかったんです…ぅ…ごめんなさい…」
「嬉しかった、本当に。私の味気ない日々に本当に光が差した。やはり貴女は私にとって何よりも大きな存在だということが本当にハッキリと分かった」
「お願いです、仰らないで」
「私は貴女が好きだ」
「いけません!!」
「しかし…しかし、その心もまた閉じなければならないことを私は再確認したのです。閉じなければ、私はまた貴女に迷惑をかける。明日からはまた内裏への出仕です。すぐ近くにいらっしゃるあなたに目を瞑り、心を閉じなければならない苦しい日々がまた始まるのです。だから今宵此処に来ました、貴女との思い出深いこの場所へ」
源氏は見栄を張って格好をつけてしまったために
藤壺に触れることを我慢するも、屋敷に戻ると後悔してしまう。
嵐の日、宿下がりに戻ってきた
藤壺の部屋に忍び込む
源氏。
「いけません…いけません…!!」
そう
源氏に言う
藤壺だったが、強く拒むことができず抱かれてしまうのだった。
次回、「宿世」
源氏物語千年紀 Genji オリジナルサウンドトラック中孝介/恋
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