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テーマ:アニメあれこれ(25336)
カテゴリ:中二病でも恋がしたい!
CLANNAD~AFTER STORY~の総集編を見ました。
![]() ![]() ![]() ![]() 総集編 緑の樹の下で 「汐、これはお前が生まれる前の…お前が生まれるまでの話だ。パパとママが最初に話をしたのは高校3年生の時だった」 「その時初めて会ったの?」 「あぁ、お互いに名前も知らなかったんだ」 高校3年の時に初めて朋也と渚が出会った桜の坂道での話を、汐に聞かせる。 「…それがパパ達が知り合ったきっかけだ。ママは他の生徒より1つ年上だった。パパは学校でははみ出し者だった。でもママと知り合ってから少しずつ色んなことが変わり始めた。ママはお芝居をやろうとしていた。でも、まず学校の演劇部を復活させなきゃならなかった」 「パパもお手伝いしたんでしょ?」 「あ、そう。ママがあまりに一生懸命だったから放っとけなくなったんだ。ママはその頃からだんご大家族が大好きだった。汐、お前も好きだよな?」 「好き」 「ママは一人で練習をしていた。やってみたいお芝居があったんだ。それから仲間集めが始まった。協力してくれたのはまず藤林杏。知ってるよな?お前の幼稚園の先生だ。それからその妹の藤林椋、パパのクラスの委員長だった。学校一頭のいい女の子も仲間に入ってくれた。一ノ瀬ことみ。実はパパの幼馴染だったんだ。他にも色んな奴がいた、2年生の坂上智代とか寮母の相楽美佐枝さん、それにいつも資料室にいて相談に乗ってくれた宮沢有紀寧。宮沢にはこの街に伝わる伝説を教えてもらった。幸せな人の所に光の玉が現れる…それを手に入れると望みが叶うっていうんだ」 「陽平おじちゃんは?」 「そうだ、あいつがいたな。アイツをサッカー部に戻すために妹の芽衣ちゃんと頑張ったこともあったっけ。あいつがいなかったらパパはママに会う前に学校を辞めちまってただろうな。進路はバラバラになっちまったけど今でも時々集まってる。今年の正月もみんな家に来てくれたからお前も覚えてるだろ?演劇部が復活するまでには色んなことがあった。例えば芳野祐介さんと公子さんの結婚式だ。公子さんには入院している妹がいた。お前の友達の風子ちゃんだ。部員だけでなく、面倒を見てくれる先生も捜さなくちゃならなかった。合唱部との間で幸村先生の取り合いになったり、合唱部を説得するためにバスケットボールに挑戦したこともあった。結局、杏や春原達も部員になってくれた。色んな奴らに助けられて、ようやく演劇部は活動再開にこぎつけたんだが、今度はパパ自身に問題が持ち上がっちまった。その頃のパパはパパのお父さんとあまり仲が良くなくてな、家を出てママの家に住むことになったんだ。早苗さんとアッキーの説明はいらないよな?アッキーに頼まれてみんなで野球をしたこともあった。早苗さんもアッキーも最初から快く家に迎えてくれた。パパは家族ってものがどういうものだが分からなかったから最初はちょっと戸惑ったりもしたんだ。でも早苗さんもアッキーもさりげなく見守ってくれていた。ママは体が弱くて時々熱を出して寝込んでいた。早苗さんとアッキーはそういうママのことをすごく大切にしていた。学園祭が近づいてきた。お芝居の本番に向けてパパ達は本格的に準備に取り掛かった。ところが直前になってとんでもない問題が持ち上がった。部隊は大成功だった」 「どんなお話だったの?」 「終わった世界で暮らす女の子のお話だ。そのお話のタイトルも作者も分からない、物語の結末も謎だ。ママは小さい頃に誰かに聞かされたお話かもしれないって言っていたんだが…不思議なことにパパもそのお話を覚えているような気がするんだ。そして、パパとママはそれから先もずっと一緒に歩いていこうって約束したんだ。卒業前に大変なことが起きた。ママが体調を崩して卒業できなくなったんだ、パパもすごくショックだった。卒業してからしばらくの間、パパは早苗さんとアッキーの手伝いをやっていた。でも、いつまでもそんなことをやっていられないのも分かっていた。だから芳野さんに頼みこんで電気工事の会社で働かせてもらうことにした。当たり前だけど、最初は失敗ばかりだった。以前のパパなら嫌になっていたかもしれない。でも何とか続けることができたのはママの励ましのお陰と芳野さんや会社の人達がパパを助けてくれたお陰だ。ママも頑張って学校に通い続けていた。ところが…その頃パパはもっと大きな会社に移るって話があったんだ。でも、色んな事情でダメになってしまった。自棄になりそうだったパパを支えてくれたのはやっぱりママだった。ママにプロポーズしたのはその時だ。でも、すぐに結婚できたわけじゃない。ママはまた体調を崩してとうとう卒業式には出られなかった。でも、ママのために皆が集まって卒業式を開いてくれた。パパとママが結婚したのはそのすぐ後だ。パパ達は夫婦になった。そしてママのお腹に赤ちゃんができた。汐、お前のことだぞ」 「へぇ~」 「でもママは体が丈夫じゃなかった。お前が生まれるまでは大変だったんだ。不安で凹みそうになってるパパにアッキーは昔の話を聞かせてくれた。重い病気に罹ったママを緑が包み込んで、気がつくとママは命を取り留めていた、そういう話だ。汐?汐?寝ちまったのか?」 汐が生まれた時に、渚が亡くなっているという、もう一つの記憶を持っていた朋也はその記憶の中では汐まで倒れてしまう。 その時、何かが起き、5年前の汐が生まれた日に戻っていたのだ。 緑の樹の下で風子と一緒に眠ってしまった汐は風邪をひくからそろそろ起きろと、傍らで見守っていた朋也。 「汐、風子、風邪引くぞ。そろそろ起きろ」 「汐ちゃん、パパ、風ちゃん、そろそろ帰りましょう」 「ママ~!!」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() http://clannadgodanime.blog77.fc2.com/blog-entry-97.html http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-2631.html http://clannadtbc.blog105.fc2.com/blog-entry-26.html
Last updated
March 28, 2009 02:40:20 PM
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