うみねこのなく頃にの第1話を見ました。



EpisodeI-I opening
1986年10月4日、大富豪の右代宮家が丸ごと領有する伊豆諸島六軒島に、親族会議のために一族が集まっていた。
「あれ、そういえばいつも賑やかな海猫の姿が見えないね」
「台風が近づいてるせいじゃないかな…夕方から降るって言ってたし」
「ウー、ない」
「ん、何か失くしたのか?」
「ないない」
「あー、あの岩の上にあった祠だろ?あれ、雷が落ちて壊れちまったらしいぜ」
「へぇー、よく覚えてるな、真理亞」
「不吉不吉…」
今回の議題は余命わずかとなった当主・
右代宮金蔵の財産分割問題で、
金蔵には
ベアトリーチェと呼ばれる“魔女”から10tの黄金を授かり、その隠し場所を暗号にして、魔女の肖像画の碑文に記したという噂があった。
「さてと、親父の財産について話し合おうじゃないか」
「兄さんは時代を見る目のある御人や」
「確かに。だが、ちょいと見通しを読み違えた。」
「素敵なリゾートホテルも建てて庭園も綺麗に整備してそのために相当のお金を使ったんでしょ?」
「だから何だというんですか?」
「兄貴、あのホテルいつになったら開業するんだ?このままじゃ俺達の手垢だらけになっちまうぜ」
「事業に使ったお金はどうしたの?」
「わしらも調べたんや、兄さんへの莫大な融資を誰がしてくれたんか」
「けど、いねえんだよな?そんな後ろ盾は。ハッキリ言おうか?兄貴は親父の個人資産を自分の事業に流用している」
「流用なんてものじゃないわよ。これは横領よ、立派な犯罪…」
「…!?無礼極まります!!本家跡継ぎの右代宮蔵臼に向かっての暴言です!!」
「これは…お父様に対する裏切りよ、そんな輩に本家跡継ぎを名乗る資格はないわ」
弟や妹達は長男である
蔵臼に遺産分権について条件をつけようとするのだが、
蔵臼は弟や妹たちのことを調べ尽くしていた。
「秀吉さん、あなたの会社…タチの悪い連中に自社株を買い集められているみたいじゃないですか」
「な、なんでそないな話…」
「留弗夫、アメリカでの裁判、和解金は数百万ドルにも及ぶそうじゃないか。だが、それでも安上がりなんだろ?楼座、お人好しにも程がある。連帯保証人は気安く引き受けるものではない」
「今そんな話関係ないでしょ!!」
「私もできることなら可愛い妹や弟達の危機に金を工面してやりたいと思っているんだ。だが残念なことに持ち合わせがなくて…。お前達のいうようにこんな時本当に親父殿の隠し黄金が見つかればいいんだがね…。そうだ、ベアトリーチェの碑文の謎を兄弟全員で解き明かしてみるか」
真里亞は碑文をメモし、魔女を信じない
戦人と
朱志香にお守りを渡す。
雨が降りそうになる中、
譲治が付けてくれたリボンのあるバラが見つからず、
真里亞は泣き出し、
楼座は怒ってビンタしてしまう。
「止めなさいって言ってるでしょ!!」
「…ぅ…ウーウー…」
「楼座叔母さん、いくら娘でも暴力は…」
「9歳よ、小学4年にもなって。分かる?この子、何て言っていじめられてるか…。帰るわよ、真理亞。だから止めなさいって言ってるでしょ!!」
金蔵は雨脚が強まり雷鳴轟く中、金の指輪を外し、
ベアトリーチェに家督を返すと宣言する。
雨の中、
戦人達は
真里亞見つけるが、
真里亞は持っていなかったはずの傘を手にしていた。
「傘、貸してもらった」
「え、借りたって誰に?」
「うー、ベアトリーチェ」
次回、「EpisodeI-II first move」



ナビゲーションドラマCD「うみねこのなく頃に」 Vol.1:黄金のカケラたち
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