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テーマ:アニメあれこれ(25375)
カテゴリ:妖狐×僕SS
うみねこのなく頃にの第2話を見ました。
![]() ![]() ![]() ![]() EpisodeI-II first move 「傘?何の話?」 「だからさっき、バラ庭園で真理亜が誰かに白い傘を借りたみたいなんだけど…」 「俺達じゃねえぜ、楼座が出てった後は部屋を移してずーっと仲良くお喋りをしてたからな」 「使用人の誰かじゃないの?」 「源次さんは違うって言ってたし…」 「私共も厨房でずっと準備をしておりましたので」 「私でもありませんぞ。ついさっきまで金蔵さんとチェスをしておりましたから」 「じゃあ、誰が真理亞に傘を貸したってんだ?」 夕食が終わり、真理亞は夕食の後に読んで聞かせるように言われたベアトリーチェの手紙を読み出す。 「真理亞は魔女のめ、め…メッセンジャーなの。読む、うー。『六軒島へようこそ、右代宮家の皆様方。私は金蔵様にお仕えしております当家顧問錬金術師のベアトリーチェと申します。長年に渡り、ご契約に従いお仕えして参りましたが、本日金蔵様よりその契約の終了を宣告されました。よって本日をもちまして当家顧問錬金術師の御役目を終了させて頂くことを了承下さいませ。さて、ここで皆様に契約の一部を御説明しなければなりません。私、ベアトリーチェは金蔵様にある条件と共に莫大な黄金の貸与を致しました。その条件とは契約終了時に黄金の全てを返還すること。そして利息として右代宮家の全てを頂戴できるというものです。しかし金蔵様は皆様に富と名誉を残す機会を設けるために特別な条項を追加されました。その条項が満たされ時に限り、私は黄金と利息を回収する権利を永遠に失います。特別条項、隠された契約の黄金を暴いた者が現れた時、ベアトリーチェはこの権利の全てを放棄しなければならない。…つまり皆様のうち、誰か一人でも特別条項を満たしたなら既に回収した分も含めて全てお返し致します。尚、右代宮本家の家督を受け継いだことを示す右代宮家当主の指輪を御預かりさせて頂きました。封印の蝋にてそれをご確認くださいませ』」 「親父が指輪を手放すなど…ありえん!!」 「兄貴の知らない人物が親父の財産管理をしているようなことはないのか!?」 「それはない、私は親父殿の全ての財産を把握している」 「じゃあ、蔵臼兄さんの把握してない財産ってことじゃないの?」 「『黄金の在り処は肖像画の下の碑文に記されています。これを暴く権利は誰にでもあります。黄金の隠し場所を暴けたなら、私は全てをお返しするでしょう。それでは金蔵様との知恵比べを存分にお楽しみ下さいませ。今宵は知的かつ優雅な夜になるよう心よりお祈り致しております。黄金の魔女ベアトリーチェ』」 戦人は霧江から相談を受ける。 「ベアトリーチェなんて人物が本当にいると思う?今、この六軒島に私達以外の19人目が存在すると思う?真理亞ちゃんに傘を貸した人物は私達18人の中にはいない、なら19人目はいてその人物が真理亞ちゃんに傘を貸した…。でもね、チェス盤をひっくり返して考えてみるとほぼ19人目はあり得ないって断言できちゃうのよ。仮に19人目の人物が存在したとして、どうしてわざわざ真理亞ちゃんに手紙を渡したの?正体を知らせずに届けたかったら郵送すればいいだけの話、こっそり渡す必要なんてない」 「確かに、姿を隠したい人物ならその存在をアピールする必要がない…ってことは…」 「ベアトリーチェは18人の中にいる。だからこそ18人以外の人物が存在するような幻想を作り出している…。勿論、この推理は穴だらけ。ベアトリーチェが18人の中にいるのかいないのか、その鍵は真理亞ちゃんが握ってる」 「霧江、話し合いを再開するぞ」 「分かったわ、お父様の方はどうだった?」 「返事もしやしねえ。ま、話し合いは夜通しになりそうだが。戦人はどうする?」 「俺は朱志香達とゲストハウスに戻るぜ」 「そうか、もし会議が終わってお前がまだ起きてたらちょいと話があるんだ」 「何だよ?ガラでもねえな」 「俺は多分今夜、殺されるだろうな…」 蔵臼は夏妃にベアトリーチェから渡されたという金塊の一つを見せていた。 夏妃に御守りを渡した朱志香は戦人達とゲストハウスへと戻る。 翌朝、郷田の姿が見えなくなっていて、夏妃の部屋の扉には血の手形が付いていた。 蔵臼、留弗夫、霧江、楼座、紗音の姿も見えなくなっていた。 バラ庭園の倉庫の様子がおかしいと源次が知らせが入り、様子を見に行ってみると血で魔方陣が描かれていた。 源次が南條を呼びに来て、戦人達も向かうと、倉庫の中では顔が潰された5人の死体が転がっていた。 「何だ、これは…!?」 「何の冗談だってんだ!?こりゃあよ」 「譲治、皆を連れて屋敷に帰っていなさい!!早く!!」 「父さん!!お父さん!!」 「ダメよ、朱志香。入ってはダメ!!」 そして、6人目の死体は指輪を嵌めた紗音だったために譲治は驚くのだった。 次回、「EpisodeI-III dubious move」 懐かしき、故郷を貫く鮎の川。 黄金郷を目指す者よ、これを下りて謎を探せ。 川を下れば、やがて里あり。 その里にて二人が口にし岸を探れ。 そこに黄金郷への鍵が眠る。 鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。 第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。 第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。 第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。 第四の晩に、頭を抉りて殺せ。 第五の晩に、胸を抉りて殺せ。 第六の晩に、腹を抉りて殺せ。 第七の晩に、膝を抉りて殺せ。 第八の晩に、足を抉りて殺せ。 第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。 魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。 一つは、黄金郷の全ての黄金。 一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。 一つは、失った愛すらも蘇らせる。 一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。 安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。 本当に第一の晩に6人が死にましたね。 それじゃ翌日も2人も死んでしまうのか… ![]() ![]() ![]() http://freedomdays.blog.so-net.ne.jp/2009-07-13
Last updated
July 13, 2009 08:49:52 PM
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