WHITE ALBUMの第20話を見ました。

夢幻/水樹奈々

赤い糸/Suara
第二十頁 恋愛は理屈じゃない。そう語り合う恋人達は、詩人、評論家、哲学者
冬弥は駅の改札で待っていた
めのうを部屋に案内していた。
「お酒ないの?」
「あんまり飲まないから。ビールでよければ」
「買ってきて」
冬弥がビールを買って帰って来ると、
めのうはシャワーを浴びていた。
「お先、これ借りたよ」
だが、マネージャが迎えに来て
めのうは強引に連れて帰られるのだった。
由綺が所属する芸能事務所の代表・
英二は、明星音楽祭出場に向けて自信がもてない
由綺を励ますため、なじみの喫茶店“エコーズ”へと連れて行く。
そこで、
英二が集めた絵画を見せ、
由綺を勇気づけようとするが、
英二のことばに違和感を覚えた
由綺は、ある疑問を口にする。
「緒方さん、これみんな違う絵です」
「由綺さん…!!」
「ほぉ、由綺に絵を見る目があったとは。それとも単に視力の問題かな?確かに全く同じというわけにはいかない。人間が描く以上は…」
「いいえ、そういう意味じゃなくて…。私、絵のことなんかよく分からないけど…でもこれは、全部別の子です」
「何を言っている?由綺。一体どうしたんだ?」
「緒方さんこそ、どうしたんですか?」
絵が全て全部別のものだと分かり、
フランキーを問い詰める
英二は
由綺達まで追い出してしまう。
「ごめんなさい、言っちゃいけなかったんでしょう…?」
「分かりません。でも…由綺さん、王様は裸かもしれませんよ?」
英二が一人でいる部屋に
弥生は入っていく。
「こっちへ来て脱いでみろ。見てやる、観賞に耐える代物かどうか。どうした?お前は俺に仕えているいるんじゃないのか?」
「はい」
「俺が命じれば四つん這いで靴でも舐める、そうだろ?ならさっさと脱げ、犬のようにそこら中を這い蹲って俺の足を嘗めろ。何でも俺の言うことを聞いたら…そうだな、一曲書いいてやろう。どうだ?不満か?そうか、俺を笑いに来たのか?おかしいか?どう転ぶかも分からない娘一人におべっかを使ってるこの俺が――」
「由綺さんのせいなのですか?」
「そう、由綺がみんな悪い。何故だ!?由綺を見つけてから変わっちまった…。何もかもがどこか噛み合わなくなった」
「由綺さんという存在がそれだけ大きいということではありませんか?」
「そのくせ、何もくれない」
「よかった。そこまで由綺さんをプレッシャーに感じて下さい」
「やっぱり笑いに来たのか」
「絵が全て同じに見えてしまうのも無理はありません。全てが偽物だと感じてしまう、長瀬さんの一切ならず忠告にも耳を貸さず、ただひたすら買い漁るしかなかった――。何故なら、ロンドンで確かに目にした唯一の本物を覚えていらっしゃらないからです。そうと知って認めたくなかった。今の御自分を形作ったと信じるその絵を忘れたなど許せなかった。今度こそ、本物と信じ理奈さんを売ってまで手に入れたアレも分かっていらっしゃったはずです。目を背けていただけ、いい機会です。目を覚まされたらいかがですか?理奈さんの代償は決して小さくはないとは思います。曲は結構です、私は歌手ではありませんから」
服を脱ぎ出した
弥生のお陰で元に戻った
英二は今まで持っていた絵を処分することにするのだった。
理奈はスケジュールが空いているために
冬弥と共に5時間半も発声練習をする。
その後、夕方に大学を訪れた
冬弥は学生課の女性職員に声をかけられる。
「いや…いいバイト、紹介してもらっちゃって…」
「こちらこそ…。女神だって言ってくれて、とっても励みになったっていうか、嬉しかった。もう、どうしようかなって思ってたんです、此処もいいことないし――」
「あ、あれは…えっと…つい…」
「あ、気にしないで。お礼言いたかっただけだから。じゃ」
冬弥は女性職員に晩御飯を誘われ、一緒に食べに行くことになるのだが、その様子を
彰と
美咲が目撃する。
「あの人は学生課の職員じゃない。誰でもいいのかよ!?」
「誰でもって…お茶飲んでるだけでしょ」
「俺はね、昔からあいつの性格…」
「いいから。行こう」
美咲は
彰に田丸の何を知っているのか聞くのだった。
冬弥は女性職員から
マナの母親が芸能プロの社長だと聞かされる。
お店に
弥生の姿が見え、
冬弥はトイレだと言って店から抜け出す。
「どうして帰っちゃうんですか?」
「電話をかけなくてはならなかったので。藤井さんこそ」
「ま、食べ終わるところだったから」
「新しい手慰めの道具?」
「大学の学生課の…」
「私はもういらないみたいですね」
「妬いてんの?」
「知りません、そのことは」
「妬いてんだ」
「もうお止め下さい、もう他の女性とは…」
「やっぱり」
「手に余るのです、障害物が二つは」
「由綺は今日、オフですか?」
「他社のスタッフにタレントのスケジュールを伝える義務はありません」
「失礼しました」
冬弥は
弥生に手を握られていた。
――篠塚さん 痛いよ
次回、「別れ道まで戻りたいと思う。右にすれば良かったって。後悔だけのそんな道程」
ホントに冬弥は誰でもいいんですかね…。
弥生さんと車に乗ってるってことは次回また朝チュンから始まるのかな…?


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