WHITE ALBUMの第25話を見ました。

第二十五頁 他人が悪い。自分は悪くない。他人だけが悪い。自分だけが――
二月二十六日(木)
「由綺ちゃん、冬弥くんあと一息だよ」
「…!?」
「アンタにできることは一つ、分かってるよね?私も協力する」
由綺は
弥生が車で迎えに来て帰っていく。
――がんばれ 由綺
突如、
理奈が倒れて病院へ運ばれた。
駆けつけた
由綺は親友の身を案じ、涙を流すばかりの中、
由綺に
理奈は、自分を心配するより間近に迫った明星音楽祭に集中してほしいと諭す。
病室の外では
弥生は
神崎から
理奈の飲んだお茶に混ざっていたのは少量の洗剤で声が出なくなった理由は精神的ショックからだろうと教えてもらっていた。
「酷い顔、次の収録に差し支えますよ」
「うん、御手洗い行ってきます」
「…?」
「頃合いですね。おめでとうございます、私の負けです。これからはどうぞお好きなように」
「じゃあ由綺は…」
「えぇ、心配なくなりました」
「放っといていいの?」
「藤井さんは昨夜、あなたは由綺さんを追おうとされなかった。助けようとはなさらなかった」
「それは…」
「めのうさんがいたから?相手が緒方だったから?由綺さんは藤井さんを求めたのですよ。もうあなたは障害ではありません。違いますか?私の目論見は失敗したようです。私が藤井さんに、あなたに近づいたのは私を愛した人をきっといなくなってしまうから。私が由綺さんのお傍にいる限り、そうすれば誰も近づか…」
「あなたを愛してなんかいないよ」
「そう、あなたは誰も愛していない、愛せない人です」
――由綺以外?それとも
「どうして分かる?」
「藤井さんは…」
「好きになったの?」
「いいえ、大嫌いです。ずっと今でも」
「良かった」
「無意味ですよ、今更」
「悲しい?」
「いえ、何故そんなことを聞くのですか?」
冬弥は
弥生を抱きしめるが、
由綺が戻って来ると離し、
由綺からチョコを受け取る。
――さよなら 篠塚さん
一方、
理奈の件に事件性があると知った
冬弥は、犯人を捜すことで
理奈の力になろうと、ミステリーマニアの
彰に協力を要請する。
英二は出頭し、ブローカーが絵画を持ち逃げしてしまったようだったことを
理奈に告げた
神崎は緒方プロを乗っ取ろうとしていたことを明かす。
こたつで寝ていた
冬弥が目を覚ますと
めのうがいて、幼い頃に草むらの中を泣きながら探し物をしている時に
めのうが声をかけてきたことを思い出す。
『それ食べたらみんな忘れちゃうんだよ。嫌なことみ~んな。これからは私が守ってあげる、君の傍で姿を色々変えて。どういう時だって冬弥くんの女神だよ』
「あれから、ずっと見てたんですか?」
「ううん、完全に生活から消えてたね。毎日見張ってるなんて到底無理だし、仕掛けてどうなるか当分見ないでおこうって…そのうちこっちも忙しくなって…」
今まで助けてくれた女神は偶然で、
冬弥の思い込みなだけだったことが明らかとなる。
「私の目は曇ってなかった。由綺は計算外だったけどね。何ガッカリきてんの?いい思いいっぱいしたんでしょうが。こんな小さいガキの頃からさ。お礼は?みんな冬弥くんのためにしたんだよ。過去をバラしたのだって、吹き替えをゲロたのだって」
「ホントに俺のため…だったんですか?」
「頂戴」
「悲しくなりません?」
めのうに押し倒される形となった
冬弥だが、そこに変装した
神崎がやって来る。
「藤井くん、明日理奈ちゃんに付いていてくれる?まだ諦めてないみたい」
二月二十八日(土)
平良木が動物混入の犯人を捕まえたことが報道される中、明星音楽祭が始まる。
理奈の病室にいた
冬弥は明星音楽祭に行かないことを告げる。
「理奈ちゃん、俺…どこにも行けないんだ」
次回、「僕達は一緒に座っている、一晩中、動くこともなく」




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