DARKER THAN BLACK-流星の双子-の最終話を見ました。

episode12 星の方舟
「紫苑!!紫苑!!」
倒れている
紫苑と再会した
蘇芳だが、
紫苑は相応の対価を支払ったようだが弱っていた。
「僕を連れ出してくれないか?月が見たいんだ」
「蘇芳は確かに此処にいたのか?」
「けど、どこかに行った」
未咲と
ジュライ、
マオは
蘇芳の後を追って水族館へやってくるが、既にそこに姿はなかった。
「そう、イザナミに会いに行ったの」
「それを知ってどうして止めなかったんです!?イザナミとイザナギを会わせたら…」
「予言は成就し、この世に最悪がもたらされる…。でもね、会わなきゃ成せないこともある」
全てを話す前に、ここから脱出を図るという
マダムに続き、地下通路へと進む。
一方、
沢崎殺しの復讐のために
葉月は
黒を追い詰めるていた。
「…対価だ」
あっという間に
黒を絡め取り、押し倒した
葉月はキスした後に殴るのだった。
そこに小林が現れ、死ぬ間際に解析した結果、
沢崎を殺したのは
鎮目だということが分かったのだという。
鎮目はCIA側につき、第三機関を裏切っており、ゲートの外は包囲され、パンドラを含む、国内外の主要機関はほぼすべてCIAの管理下に置かれたのだった。
小林からそのことを聞きながら裏道を進む
黒達だったが、CIAが嗅ぎつけてくる。
「BK-201、イザナミがお前を待ってる」
そして、
黒は
銀と再会を果たすが既に抜け殻となっていて、中身はゲート中央へと向かっていた。
「…銀、もう終わりにしよう――」
マダムに案内されて
未咲達は
パブリチェンコ博士の作りだしたスーパーコンピューターの置かれた隠し研究所にやってきて、無数の
紫苑の身体を目にする。
「ドールネットワークにより観測された全世界の記録、MEネットワークにより集められた全人類の記憶、そのすべてがここにある」
「何のために?」
「なりふり構っていられなかったの。紫苑くんの計画に夢を賭けた瞬間からね」
その頃、
蘇芳は
紫苑と外に出ていたのだが、イザナミに自殺を強いられた契約者の死体を目にし、更に目を放した一瞬の間に、
紫苑が姿を消してしまう。
蘇芳と再会した
ジュライは手を取って観測霊の導くまま紫苑の元へと走る。
白い花が一面咲き乱れる場所に倒れていた
紫苑の身体を
蘇芳が抱き上げると、その身体は既に老人のように頬はこけ、目は落ち込んでいた。
「プレゼントだ。僕の作った世界を…見てきてよ。
パパとママによろしく…お姉ちゃん――」
その身体から抜け出した
紫苑と
ジュライの魂は頭上に浮かんでいた
銀に吸収されてしまい、怒りの
蘇芳はランチャーを取りだす。
「あなたがこうなることを黒は知ってたんだね。だからケリをつけると言ってアイツは出てったんだ。ケリをつけるってこと、最初はよく分からなかったけどあれはきっとこうすることだったんだ。僕達は約束したんだ、お互いのことにケリをつけるって!!」
銀が手をかざすと、
蘇芳の胸にあった流星核が割れてしまう。
それは実験の証で、人間をコピーしてMEで記憶を植え付けたとしても、それを長く定着する事が出来なかったために流星核は記憶の定着を見極めるための実験装置だったということを
マダムは明かす。
そのため、流星核を失った
蘇芳の記憶はどんどん消えていってしまう。
「嫌だ…嫌だよ…やめてよ…やめて…消さないで…僕の記憶なんだ…消すなぁぁぁ!!」
蘇芳は
銀に銃口を向けるが、
黒が引き金を止めるのだった。
「誰?」
「次に行く場所で、お前にこれは必要ない」
ランチャーを奪った
黒はうつろな
蘇芳を背中から腕に抱きしめる。
「次はどこに行くの?僕達、ずっと一緒だよね。また旅を続けるんだよね」
「あぁ、そうだ」
「嘘だ」
「嘘じゃない。俺はいつでもお前の傍にいる」
蘇芳が気を失うと、
黒の肩に
銀の手が触れ、宙に白と黒の
銀が浮かんでいた。
「まだ遅くない、あたしを殺して」
その言葉に
黒は笑みを浮かべ、おびただしい光が
黒の星から発せられる。
そして、
未咲と
マオは一瞬にして天上から黒と銀を見降ろす場所へ飛ばされるのだった。
――何かが足りない、そんな風に思うようになったのはいつからだろう。友達といても家族といてもいつもどこかで何かが足りないと思っていた。きっと人恋しいんだって友達は言うけど別に寂しいわけじゃない。むしろいつも誰かに見守られているような、ほっとした気持ちになる。会った事も、見たことも、想像すらできない誰かだけど、僕はその人の事をとてもよく知ってるような気がするんだ。そしていつかきっと、会える日が来ることを信じてる。さよなら――
今の
蘇芳が住む世界は
紫苑がコピーして作りだしたもうひとつの世界だった。
東京はアメリカをはじめとするかつての先進国に制圧され、暗躍した『組織』の存在は完全に幕を閉じる。
――預言の書に書かれた、新たに開かれたものとは何か?それはこの世界をどんな風に変えてしまうのだろうか。決して遠くない未来、起こりうる何かの為に、私達は同じ道を選択した。皮肉にも人はそんな私たちを、『組織』と呼んだ。その後、彼の消息はきかない。それでも私は彼が生きていると信じている



DARKER THAN BLACK -流星の双子- 2【Blu-rayDisc Video】
http://gottani0712.blog50.fc2.com/blog-entry-351.html
http://nijiirosekai.blog55.fc2.com/blog-entry-2111.html