薄桜鬼の第11話を見ました。

第11話 零れ落ちるもの
「見上げた度胸です。だが、愚かだ!!」
平助は
千鶴を庇ったことで
天寿の一撃に血を吐いて倒れてしまう。
「ったく頭の悪い連中だな。そんなに死に急ぎたいかね」
――これが後に油小路の変と言われる事件であった」
敵の数の多さに
原田と
永倉はもしもの時は
千鶴だけでもと考えていると、そこに
斎藤が駆け付ける。
王政復古の大号令が発せられ、薩摩藩と長州藩は京に集結して軍備を整え始め、新選組も会津藩や桑名藩とともに臨戦態勢をとるため、不動堂の屯所から伏見奉行所へ拠点を移す。
その頃、油小路の変で深手を負った
平助は、人を人外の存在である“羅刹”へと変貌させる“変若水”を口にする。
「平助くん、もう怪我はいいの?」
「あぁ、怪我は治ってるみたいだ。前と何も変わんねえよ。ただ、今は黄昏が夜明けに見えるし、月が太陽に見えるかな」
「ごめんなさい、あたしを庇ったことで…」
「お前のせいじゃないって。俺がもっと強かったら怪我なんかしなかったんだから。悪いのは俺の弱さだ。それに薬を飲むって決めたのは俺だしな、俺にはまだやり残したことがある気がするんだ。だから千鶴は気にするなって」
羅刹となることで一命を取り留めた
平助だが、変貌の代償である吸血衝動に苦しめられることになってしまう。
決して血を飲もうとはしない
平助に
山南は
松本が作ったという吸血衝動を抑える薬を渡す。
「礼を言われるようなものではないですよ。それは所詮その場凌ぎでしかありませんから。我々羅刹の苦しみは血を口にするまで続くのです」
衝動を抑えきれなくなっていく羅刹は失敗作だと
千姫達は忠告し、夜回りに羅刹が辻斬りをしてると告げる。
動乱の京を去る
千姫達は再び
千鶴を誘うが、
土方は出ていきたくないならここに居ろと話す。
一方、伏見奉行所の
近藤は二条城での軍議に参加していたが、軍議を終え帰路につく際、伏見街道で何者かに狙撃される。
運よく奉行所まで辿り着くも、
近藤は重傷を負い、予断を許さない状態に陥る。
そして、仇を討つために
沖田は変若水を飲んでしまう。
「南雲薫、近藤さんを撃ったのは君?」
「変若水、飲んでくれたんだ。新選組一の剣士と謳われる沖田を羅刹にできるなんて光栄だよ」
「質問に答えろ」
「証拠もないのに俺を疑うの?そういえばさっきの人達御陵衛士の残党だったけど、伊東甲子太郎の恨みを晴らしたいって言う割に奉行所に討ち入る勇気もなくてね…街道に張りこめばいいって教えてあげたかな。いやだな、俺だって悪気があったわけじゃないんだよ。新選組局長とあろう人がまさかあんなに油断しているとは夢にも思わなかったからね」
「君の目的は何!?」
「南雲家に引き取られてから俺はどんな苦しみを味わったと思う?女鬼じゃないという理由だけでそれは酷い虐げられようだったよ。なのに千鶴は兄である俺のことなどすっかり忘れ、一族を滅ぼした人間を仲間のように慕い、大切に守られている。大事なものを守れず、誰からも守られず、己の存在理由すら分からないそんな俺の苦しみを可愛い妹にも味あわせてやるんだよ」
「悲しいね、君」
「あのさ、あれ嘘だから。変若水じゃ労咳は治らないんだよ」
追いかけてきた
千鶴が
薫に狙われ、庇った
沖田は深い傷を負ってしまい、重傷の
近藤とともに大阪に治療に向かうことになるのだった。
次回、「剣戟の彼方」








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