Q10の第1話を見ました。
――例えばこの地球上に自分より大切に思える人なんてホントにいるんだろうか?例えば俺の人生を変えてしまうような。TVで見たような告白をして、雑誌で見つけた服を着て、皆が並ぶ店でデートして。映画みたいな風景の中、キスをする。夜中に一人何度も問う、俺じゃなくても良かったんじゃないか。お前じゃなくても良かったんじゃないか。次の出席番号の奴じゃダメなのか。そもそも二人でなきゃダメな理由なんてあったのか。いつでも始められて、いつでも終われる。そんな使い捨てみたいなものがホントに恋なのか?どこにも売ってない、名前も付いてない、そんな風に人を好きになるのは途方もない奇跡なのか。例えば、この地球上に自分より大切に思える人なんているんだろうか?
人生に夢も希望も抱けない高校3年生・
平太は病院での検査の後に登校すると、理科準備室で眠るように脱力する女の子がいた。
平太が思わず奥歯を触れると、突然目覚めた彼女に名前を付けろと迫られ、
Q10と名付ける。
「ワタシノナマエハ“Q10”デス。アナタノナマエハ?」
「深井平太、です」
「フカイヘイタヲニンショウシマシタ」
それ以来、
平太を慕って付きまとう
Q10は酔っぱらった校長・岸本がゴミの山から拾い、学校に運び込んだロボットだった。
岸本は
Q10が息をしていないことに驚き、
平太の担任に助けを求めて理科準備室に隠していたのだ。
居合わせた工学博士・柳栗子は
Q10がロボットであると見抜き、スキャンダルを恐れた岸本は
Q10を転校生として迎え入れ、
平太に世話係を命じる。
Q10は小川の機転で
平太の幼馴染で帰国子女の久戸花恋だとクラスメイトに紹介され、授業を受けていく。
そんな中、
平太と同じ心臓病を患わっていて手術を受けるために入院することになった武彦と
Q10が少し仲良くなったことに
平太はムッとする。
「アイツ、油断も隙もねえな」
武彦の電話番号が書かれた紙にガムをはき出した
平太ですが、武彦の字で書かれた紙じゃなきゃダメだという
Q10のためにムッとしながらも入院した武彦に紙をもらいに行く。
そして、ガムの一件以来、喋らなくなった
Q10だが、ガムを噛んでいたのだった。




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