黄金の豚―会計検査庁特別調査課―の第3話を見ました。
国立病院では運営局長の国枝が院長の桜井を差し置いて、病院を牛耳っており、国枝は財政省事務次官の1回300万円もする先進治療を研究患者として税金で賄い、移動には病院の高規格救急車を用意し、病室は特別個室を用意するなど便宜を図り、反発する桜井とのやり取りを実地調査に訪れた
芯子は不信を募らせる。
「スーツも靴もブランドもん、院長はサンダル履きなのにな」
工藤は3年前の500億円にも上る病院の建て替え費用に注目し、精査するための資料の提出を要求すると圧力がかかって調査は中止に追い込まれる。
院長の上に事務局長がいることが納得できない
芯子は病院の内情を調べると国枝は財政省からの天下りだということが判明し、桜井から話を聞くと国枝は患者のことではなく利権しか考えていないとの証言を得る。
だが、桜井自身も国の補助金と病院で仕事を続けるためには国枝に逆らえず、上がダメなら下に話を聞こうと再度訪れた病院で研修医が安い給料で不当に24時間フル勤務させられている現状に
芯子は心を痛める。
研修医も最新設備の整った病院で働きたいためにクビになることを恐れて不正に関することは証言してもらえず、
芯子も手を引かなければならないと判断する。
それでも、正義を貫こうとする
工藤に
芯子は彼らが首になったら責任をとれるのかと一喝する。
「一生面倒見てあげられるの!?貧乏も挫折も知らない、だからそんな綺麗事言ってられんダよ。やるなら一人でやんな、私はごめんだね」
角松と
金田は密かに病院の不正の洗い出しを進め、決定的な証拠を得るのだが、先走った
工藤の立場が危うくなってしまう。
「アンタが煽ったからだ。アイツ下手すりゃ飛ばされるぞ」
工藤は研修医の掲示板を見ていて一人で再び国立病院へと向かったことが分かり、会計検査庁特別調査課の面々は止めようと追いかけるのだが、
工藤は国枝を前に掲示板の書き込みを手に研修医のフル勤務の実情を明らかにする。
「ネット上での出鱈目な書き込みだ。証拠にはならん」
「まだ新人なもので、どうか非礼をお許し下さい。この通りです」
「許すわけがないだろ、君は馬鹿か」
「どっちが馬鹿かなぁ?その書き込み、ラーメンばっかり出てくんだよ。カップラーメンお湯入れました、カップラーメン食べ終わりました。しかも、お湯入れてから食べ終わるまでえらい長いんだ、これが」
「お湯入れましたは出勤、食べ終わりましたは退勤か」
「多分、あの子達の暗号だね。そこでこの日記。ここに書かれてる時間とそのカップラーメンの時間が合ってたらレジ打ちくん達が酷い目に合ってる立派な証拠になるんじゃないかな?」
週30時間だと研修医の誤魔化されている年収と何もしない役員の年収が同じ2億4000万円であることが判明する。
「ここで働いてる医者、看護士、レジ打ち、みんな自分の時間を惜しんで命と向き合いながら必死になって戦ってんだよ。それに比べてあんたらは自分の立場利用して何百億も無駄使い。アンタら全員まとめてもこのレジ打ち一人分の価値もない。欲に塗れた闇金眼鏡、今すぐこっから出てけ。アンタら天下りの給料、黄金の豚にお返しいただきます。金返せ」




http://manamanawatching.mediacat-blog.jp/e59545.html