咎狗の血の第6話を見ました。
第6話 怨鎖/desire
「お前、昔からそうだよな、何も変わってない、分かってない。そうやって自分殺して何か楽しいか!?何でも意見優先してもらえて俺が喜ぶとでも思っているのか!?」
「ご、ごめん…あの、アキ…」
「いい加減にしろよ、お前見てるとイライラする」
「ごめん、俺、その…ごめん!!」
アキラの苛烈な言葉にショックを受け、
ケイスケがホテルを飛び出してから一夜が明けた。
戻ってこない
ケイスケを捜し、
アキラはトシマの街をあてどもなく歩く。
そんな折、通りかかった中立地帯のクラブのようすに異変を感じた
アキラが店内に入ってみたところ、血だまりの中に十数人に及ぶ参加者達が倒れていた。
――中立地帯じゃなかったのか?誰がこんなことを…
アキラは
ケイスケが惨劇に巻き込まれていないことだけを確認して地上に駆け戻ると、込み上げる吐き気をこらえる
アキラの前に
猛が現れる。
猛がラインを利用して
アキラを圧倒し、
アキラの血を舐めると途端に異変が起こってしまう。
一方、ホテルで
アキラと
ケイスケの帰りを待っていた
源泉と
リンは中立地帯のクラブで起きた無差別殺人の事を話していた。
「ねぇおっさん、最近おかしいと思わない?トシマはろくでもない所だけど、それなりの秩序とかあったじゃん。おっさんも感じてるんだろ?」
「まぁな、今までのトシマとは何か違う」
「やっぱ情報掴んだんでしょ?」
「ちょっと待った、ここからは金取るぞ」
「じゃあ、情報交換しようか?それならイーブンじゃん」
今まではラインの30%ものしか流通していなかったのに、最近では50%ものが出回っているということで
アルビトロの仕切りが利いておらず、内戦も始まりそうな雰囲気があると話していた。
苦しむ
猛の前に現れた人影は
猛の顔を片手で握り潰してしまう。
「なぁ、誰か捜してんの?」
「ケイスケ、無事だったのか。お前、ホントにケイスケなのか…?」
「何だよ、俺の顔忘れちゃったの?」
「ケイスケ、その血は?」
「あぁ、これ?大丈夫。俺の血じゃないからさ。それより俺さ、アキラに凄く会いたかったんだ。何だよ、逃げんなよ。俺のこと捜してたんじゃないの?俺のことなんてどうでもよかった…そんなことないよな?アキラ」
返り血を浴びていた
ケイスケが手にしていた
猛のクロスに気付いた
アキラに、
ケイスケは
猛を片づけておいたと告げる。
「折角の再会だってのにそんなこと気にするなよ。なぁア~キ~ラ~!!」
ケイスケは
アキラの鳩尾に一発決めて気絶させると、肩に担いで運んで行くのだった。
次回、「因念/sever」
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