Q10の第8話を見ました。
平太は使われていない船に隠したはずの
Q10が現れたことで
月子が
Q10のことを充電したと察する。
そこで
平太は、
Q10に
月子は何者なのか尋ねると、
Q10は過去に登録された自分の名前だと答える。
「そうだ、もうちょっとしたらここ出発するからね」
「ドコニイクノデスカ?」
「おうちに帰るの」
平太と
Q10は今までの学園生活に戻るが、
平太に
月子は
Q10を回収することが決まったことを伝え、
Q10が
平太の街にやってきた理由を明かす。
「ホントは富士野月子じゃないんだろ?」
「うん、違うよ」
「富士野月子って誰の名前なんだ?」
「それはね、Q10に付けるはずだった名前。Q10が富士野月子になるはずだったの。手違いがあったの、本来届くはずの場所に届かなかった。私達が駆けつけた時は誰かに連れ去られた後でね、やっとここにいることを突き止めた。ここにいるって知った時は驚いた。だって私達、Q10を教育した後、引き篭もりの富士野月子としてこの学校に通わせるのが目的だったから。無口で人付き合いの悪い富士野月子としてね。手違いはあったけど、結局はこちらの思う通り教室に入り込めたわけだからこのまま任務を継続することにした。でもメンテナンスとか情報収集が思うようにできないから私が富士野月子として乗り込まざるを得なかった。分かってもらえたかな?」
「何のためなんだよ?何のためにロボットをここに送り込まなきゃならなかったんだよ?」
「ここにあなたがいたからよ。Q10は深井平太に会うために未来からやってきたロボットなの」
「未来って…何だよ、それ。何で俺なんだよ!?」
「全部話したら私のお願い聞いてくれる?」
「お願い?」
「とっても簡単なこと、深井平太にしかできないこと。だけど、絶対にやってもらわなきゃならないこと」
家に押しかけてきた
月子から至急伝えなきゃいけないことがあると
平太は明日の朝、
Q10と共に教室に来るように告げられる。
「さてと、何から教えてほしいのかな?」
「Q10が俺に会うためにここに来たって、どういうことだよ?」
「70年後の世界、つまりQ10は2080年からやってきた。70年先にも治らない病気ってまだあってね…私達そういう死ぬのを待つだけの人達を一番戻りたい過去へ連れていってあげるの。だけど、時空を超えるのはとても過酷なことなの。だから代わりにロボットが戻りたい時代までさかのぼってその人が見たかった映像を送り続ける――それが私達の仕事」
「じゃあ…俺の映像をQ10を通して未来送ってたってこと?誰に!?誰に送ってたんだよ?」
「あなたの奥さんよ」
「奥さん?」
「そう、結婚するの。だけど70年後、重い病気にかかってしまう。出会う前の10代のあなたに会いたい、それが彼女の最後の望みだった…。取っても満足してもらったわ」
「だったって…」
「そう、その任務は終わったの。奥さんは亡くなったの」
「いつだよ?いつの話なんだよ?」
「奥さんが最期に見た映像見る?」
平太の奥さんが亡くなった時に最後に見た映像は駆け落ちした時に
Q10が眠る直前のものだった。
「Q10は10代のあなたの奥さんに届けるためにやってきたの。つまり、これで私達の任務は終了。早く2080年に帰りたいね。でも、そのためには深井平太にQ10のリセットボタンを押してもらわなきゃダメなの。押してくれるかな?リセットボタン」
「嫌だ…」
「そっか、やっぱり力づくじゃないとダメなんだ」
時空を飛び越える装置を操作した
月子から
平太を救うために
柳が装置を
平太から奪ったことで
柳が時空を飛ばされてしまう。
「教授どこにやったんだよ!?」
「色んな時空を飛び回ってる」
「戻せよ、今すぐ!!」
「じゃあ、Q10をリセットして。リセットボタンを押したら教授はすぐに戻す。言ったでしょ、時空を移動することはとても過酷なことだって。すぐに戻さないと教授の体ボロボロになっちゃうよ?教授がどうなってもいいの?考えてる時間なんてないんだからね」
柳を助けるために
平太は
Q10との別れを選び、後悔の波の中にいる
平太の前に現れたのは
Q10そっくりな涙を流している女性だった。
http://blog.livedoor.jp/matakita821/archives/51892404.html