[Ｊ師匠とその仲間たち]の記事一覧 | 宮城の釣り猿

船上でのウ●コ［Ｊ師匠と仲間たち（その８）］

　近年の乗合船にはトイレが装備されているから、突然ウ●コがしたくなっても困らない。　問題は船外機船だ。　Ｍ町Ｍ屋での掛り釣りは、船外機船を仕立ててマコガレイを狙う。　かつて、Ｊ師匠達と幾度となく挑んできた釣りであるが、度々ウ●コには悩まされる。　島が近いときは、そこに降ろしてもらう。これは、良い。ノープロブレムだ。　とある日の釣行では不幸にして近くに島がなく、途方に暮れかけた。　と、船頭の指示は「養殖生簀の浮き玉で、ヤレ！」であった。　ドドドドッーと唸りをあげるエンジン！近づく銀ザケの養殖生簀！「やる」と返事をした覚えはない！　接岸（玉？）して強制的に浮き玉に追いやられる、不肖オニバン某。　　「離れて釣りしてっから、ゆっくりやっていいぞ！」（←船頭＋仲間達（当然、爆！））　って、５０メートルほどしか離れてくれない。連中から丸見えだ！　いや、連中だけではない。　そこは湾内とはいえ、遠くアメリカ大陸まで続く太平洋。　何の支えもないどころか、上下左右・前後も含めて全方位に「囲い」ひとつ無い。　アメリカの軍事衛星には、黄色猿が大海原でウ●コするシーンが鮮明な画像で映っているかもしれない。　人類を凌ぐ文明を持った宇宙人にも、地球という星の野蛮なサルのケツとして紹介されているかもしれない。　海の中では、生簀の主である銀ザケ達が罵声を浴びせ、上を見上げたカレイ達はオイラをバカにしていることだろう・・・。　なんたる屈辱だ。┏（∴｀┏ω┓´∴）┛むう！。　などと考えている場合ではない。とにかく「コト」をするのみ。　開き直って、「あっ、ブリブリブリ～っと。」(￣◇￣)　知人のブログの同様ネタにて、素敵なコメントを見つけたので、ちと拝借。　◆◆◆◆　当方も沖防で年に１度はテトラ上の非常に不安定な曲芸（？）曲技（？）曲打ち（？）をします（＾＾；（爆）　しかし、母なる海はそれを受け止めて善良なるサカナ君らへ「お恵み」としてお与え下さり始末なさるのですね～　ははは　◆◆◆◆　素晴らし過ぎる・・・感動してしまった。　　(*´◇`*)

幻の巨ビラメ［Ｊ師匠と仲間たち（その７）］

　ハラちゃん率いるオヤジ軍団に混ざっての、ある日の釣行。　お馴染みＭ屋からＹ船頭のＴ丸（大きい方・・・といっても漁船、ね。）でヒラメ狙い。　この年、エサのカタクチイワシが定置網に入らず、この日もサバの子供をエサとして使用することに。　子供とはいえ、サバだ。カタクチのベストサイズを16～7センチとするならば、この日の子サバは23～4センチ程度がアベレージで、中には30センチ近い巨大なヤツまで生簀の中で泳いでいる。　こんなんので釣りになるかしら？と一同不安だが、やむを得ない。　そして、現実は・・・やはり厳しい戦いを強いられる。　なにせエサが格段にデカく、泳ぎも速い！　これでは外道が食いつくはずもなく、本命もそれなりのサイズでなければアタックしてこない。　船中殆どアタリがないまま時間が過ぎていく。　そんなとき、不肖オニバン某の隣に陣取っていたＫさん、不審な動き。Ｋさん「オニバンちゃん、なんか根掛りしたようだ、どうすっぺ？」オニバン「どうすっぺって、糸掴んで引っ張るしかないすぺ。」Ｋさん「んだよなぁ・・・」　竿を置き、糸をグイッと引っ張るＫさん・・・なんか不審顔。　そこにＹ船頭「なにやってんだっっっ！そいつは魚だっ！」Ｋ・オニ「ええっっっっ！？」　すかさず竿を手に取り直しリーリング。まぎれもない、魚のひきだ！　大型ヒラメが底に張り付いていたのね。(｡･◇･)　やがて・・・意外と大人しく揚がってきたヒラメは78センチの見事なヤツ！　しかもＫさんの使用タックルは、なんとカレイ用のロッドとリールである。　やれやれ(；一_一)　ここからＫさんのお喋りが止まらない。　ヒラメとのやりとりがド～タラコ～タラ、ご近所さんを呼んで飲み会しなきゃとか等々・・・。　仕方ないので、ちょっとだけ合いの手。オニ「型の割にスムーズに揚がってきましたねぇ。」Ｋさん「んだっちゃ！シツケいいおん！（躾が良いから、の意）」オニ「・・・そすか。」(；一_一)　船上、再び沈黙の時間が流れる。延々続くＫさんの雄叫びを除いて。　不肖オニバン某もヒマを持て余し、竿を片手にＪ師匠あて電話を入れる。「参りましたよ～。かくかくしかじか・・・うわっ！また後で掛け直すぅぅぅ！」　な、なんと！こんなとことがあるのか？　不肖オニバン某、左手で構えたロッドがいきなり海面に突き刺さる！（右手に携帯(^◇^;)）　Ｙ船頭も素早く異常を察知し、窓から身を乗り出し叫ぶ！　「さっきのよりデカい！全員竿上げろぉぉぉぉぉっ！」　やりとりが５分ほど続く。　手には汗、心臓はバクバク・・・。　ようやく残り７～８メートル、もう少しだっ！　「んん？」・・・突然、リーリングができなくなる！　ラインが下ではなく、逆舷の方に入っている。変だ。　うんともすんとも行かない。　Ｙ船頭も「困ったなや、ロープか何かさひっかかったか・・・引き抜くしかねぇべ・・・。」と。　引っ張った。既に魚が暴れる様子はうかがえない。トホホ・・・(/ヘ￣､)　仕掛けが揚がってくる。魚はいない。　しかぁぁぁし・・・魚の代わりに針に付いていたものは、どなたかのＰＥライン。　しっかり、針外しの役目を果たしてくれたわけね。　「ええ～・・・なんでっ、なんでぇぇ！？」ヾ(*｀Д´*)ﾉ"彡☆　答えは簡単。　逆舷のオジサンひとり、竿を上げないで見に来てたんだとさ、しかも真後。(*´◇`*)　逆舷なので上げる必要ないと思ったんだと、はぁぁｗ（￣△￣；）ｗ　Ｙ船頭怒りまくり！　「なにやってんだぁぁぁ！んだから全員上げろって言ったべっ！ヾ(*｀Д´*)ﾉ"彡☆怒怒怒」　今にも殴りかかりそう。マジ、コワい。　おかけで、不肖オニバン某、怒りの矛先をどこに向けてよいのやら。オニ「Ｙ船頭、いいってば。」Ｙ船頭「オニバンくん、すまねがったなぁ。オレももうちょっと注意しとけばなぁ・・・」オニ「Ｙさんのせえでねえべ。仕方ないさ (￣ω￣;)」　ホントは・・・(/ヘ￣､)なんだけど、Ｙ船頭も謝ってくれたしね。ガマンだ。　でも、やっぱりデカいエサって、デカい魚来るのね(｡･◇･)↓Ｍ屋で釣った別のヒラメ（日付は関係なし）

ババガレイけいじの由来［Ｊ師匠と仲間たち（その６）］

　ババガレイとは、一般的には「ナメタガレイ」と言われるカレイの一種。　当地宮城では、正月に煮付けにして食する風習があることでも有名で、もともとあらゆるカレイを珍重する我が県においても、別格の扱いを受ける魚だ。　年末になるととんでもない値段がつく。(￣‥￣)=3　当然にして、釣りにおいても貴重な存在だ。狙ってもなかなか釣れない。　釣り方にコツ（先日ＴＨ船長に秘技を伝授されたが、まだ試す機会がない。）もあるようで、不肖オニバン某、十数年釣りをやっていて、なんと未だ１枚しか揚げたことがない。(-o-;) 　さて、けいじの冠となった理由。　とある日のＭ屋釣行、いつものメンバー（Ｊ師匠、ハラちゃん、けいじ、オニバン）でヘラヘラ釣りをしていた。　話題の流れで、けいじは「腹黒い」と、皆で指摘してあげていたときのこと・・・。　突然、けいじに強いアタリ！　慎重にリーリングするけいじ。　なんと！揚がってきたのは腹に黒い泥をつけた「ババガレイ」であった。(｡･◇･)　一同、タイミングの良さにゲラゲラ笑っていると、この日の船頭ＴＹさん（Ｍ屋で一番のお話好きで、サイコーに面白いヒト。）がマッハの突っ込み！　⇒「そーです！それこそババガレイ○○（←けいじの本名）なのですっ！(￣‥￣)=3」　ん～、とても面白い出来事だったのだけど・・・イマイチ臨場感が出てこない(；一_一)　文才のなさが悲しい(-o-;) ↓ババ（ナメタ）カレイ

カレイ釣りでヒラメ！［Ｊ師匠と仲間たち（その５）］

　釣りに関しては、並々ならぬ探究心を発揮するＪ師匠。　数多いる釣り師の中でも、あのレベルに至る人は、そう多くないと思う。　ある日のＭ屋釣行、マコガレイの掛り釣り。　釣果もボチボチ、お土産も十分稼いだところで、なにやらゴソゴソ始めるＪ師匠。まぁ、放っておいた。　暫くして・・・。「来たっ！オニバン、タモ用意してケロっ！」と尋常ではない興奮ぶり。オニバン「はぁ。（めんどくせぇな(-.-)）タモで魚叩けばいいのすかぁ？」←軽い冗談(^◇^)Ｊ師匠「バカヤロっ。真面目に取れ！ヒラメだっ！」←あ～あ、何言ってんだか。　しかし、見ると確かにカレイにしては鋭すぎる突っ込み。何が起こった？オニバン「なしてヒラメなのっしゃ？青イソメに食ってきたのすか？」←当然の疑問。Ｊ師匠「ルアーさ食ってくるカレイがいる訳ねぇべ！」←はぁぁぁ？(｡･◇･)　そう、なんとＪ師匠はシンキングミノーをぶち込んでいたのだ。　揚がってきたのは、見事45センチほどのヒラメ。　Ｊ師匠、これをやりたくて、ワザワザ銭湯に出かけてルアーの泳ぎを研究してきたらしい。恐れ入った。(￣○￣;)

「オレだけに釣れますように！」［Ｊ師匠と仲間たち（その４）］

　ネタもないので、旧い釣行話を。　とある釣行、Ｊ師匠の駆るレガシィＧＴでＭ屋に向かう。　ハラちゃんとは現地で待ち合わせしているので、車中はいつもの「ババガレイけいじ」と不肖オニバン某の３人。このお決まりの段取りで、とある日の釣行、Ｓ町に入ったときのこと。Ｊ師匠「おお、ご来光だ！」オニバン「キレイな日の出っすね！」　ここで、パンパンっ！と柏手。なにごと？(･◇･)けいじ「オレだけに釣れますようにっ！(￣◇￣)」←朝日に向かって拝む、けいじ。Ｊ師匠・オニバン「・・・」←しばし固まる(-o-;) けいじ「ん？オレ、なにかマズイこと言ったかや？」←アホー(-゛-ﾒ) Ｊ・オニ「バカヤロー！なんつうブジョホ（不調法）なこと言うんだ！」←怒っヾ(*｀Д´*)ﾉ"彡☆けいじ「ななな、なんだやぁ、本気で言うわけぇべぇ。」←汗っ(^◇^;)Ｊ師匠「いや、今のは本気だった。お前は、今日は歩いて帰れ！」←んだんだ！　船上、このネタで終日爆笑！この日のヤツの釣果がボロボロであったことは言うまでもない。海の神様を冒涜したのだ、当然の報いだ。　この後、数年間このネタでいぢめられる「ババガレイけいじ」であった。↓ババガレイ（ナメタガレイのこと。）

Ｍ屋での釣り風景［Ｊ師匠と仲間たち（その３）］

　最年少Ｔ船頭、口数は少ないがツボにはまるとゲラゲラ笑いながら乗ってくる。　Ｙ船頭は話を向けるとすかさず乗ってくる。パチンコの話が最も好き。その他もろもろ、バカ話で賑やかな釣行となる。　ここでは船頭達も１本のみだが竿を出す。船頭が釣った魚は、「ほいっ」と無造作に船上に放り投げられる。客は順番にクーラーに入れる。これも貴重なお土産だ。　そして、やっぱり船頭はウマイ！やる気なくやってるようで、的確にアワせる。もちろん、たまには「ありゃっ！」と聞こえてくるが、これもご愛敬。にほんブログ村

Ｍ屋の朝［Ｊ師匠と仲間たち（その２）］

　撒き餌準備中の船頭さんに挨拶。船頭陣も多彩な顔ぶれ。我々がお世話になることが多いのは、最年少のＴ船頭。Ｙ船頭にお世話になることも多い。　出船。ここの掛り釣りは、船頭が目指すポイント十数か所を、まず巡る。ポイントの養殖棚に撒き餌を行うためだ。船頭によって実釣開始までの時間は異なるが、Ｔ船頭の場合、概ね40分くらい丹念に撒き餌を行う。その間、我々は仕掛けの準備を行う。期待を込めて。　「ほんでは始めっがらねぇ。」一巡して最初の撒き餌ポイント、養殖棚にロープで船を着ける。実釣開始だ。ここの基本は２本竿。左右交互に小突きを入れる。ちなみにＭ屋のオヤジさんは、この「小突き」という表現を嫌う。あくまで「誘い」だと。　釣り人誰もが最も緊張する、第一投目だ。

Ｊ師匠とその仲間たち（その１）

　Ｓ町Ｍ屋の釣行は、いつも決まったメンバー。会社の友人だが、特に釣りクラブを標榜している訳ではなく、むしろそういったしがらみが嫌いな面々。　Ｊ師匠・ババガレイけいじ・ハラちゃん・コマちゃんに不肖オニバン某を加えた５人組。年齢順に記載している。不肖オニバン某は、最年少。　朝の３時前、Ｊ師匠の愛車レガシィ（ＲＦＲＢ＋フジツボ「レガリス」装備。）が爆音を立てながら近づいてくる。　当時、不肖オニバン某が住んでいた仙台市幸町のアパート前に迎えに来てもらうのが常であった。既にババガレイけいじが乗っている。ちゃんと缶ジュースを調達して。デカイ体に似合わず、めんこいところもある。　Ｓ町までは、およそ90キロ。一時間半の道のり。「今日はなじょだべ？（どうだろう）」「天気怪しくねぇか？」「昨日眠れねがったぁ。」など、ごくごくたわいもない会話。　Ｓ町に入り、お決まりのセブンイレブンで自分のエサ（朝・昼飯）を調達しながら、ついでにトイレ。これもルーチン。　Ｍ屋到着。店内は、この船宿の歴史を物語る「大物魚拓」がズラーっと並ぶ。マコガレイ、ヒラメ、ソイが中心。ちなみに、ネウ（アイナメ）は対象外。この宿では、ネウはあくまで外道なのである。　不肖オニバン某のヒラメ（この中では小さい部類に入る）が、丁度お勝手の入口に「暖簾」のように下がっている。　オヤジさん、オカミさんに挨拶し、エサの青イソメ1,500円分を購入、船着き場へ移動。既に船上では、船頭さん達が撒き餌の「シュウリ貝」をハンマー（のようなモノ）で潰している。「ザシュッ、ザシュッ」と小気味良いリズムに乗った音を立てながら。つづく・・・＊写真は、Ｍ屋で暖簾と化している魚拓と同じモノ