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カテゴリ:読んだ本
作者:諏訪哲史 今年上半期の芥川賞。友人が貸してくれたのをありがたく読ませてもらった。 「ひとり日和」を読んだ時もそうだったんだけど、やっぱり、「芥川賞ってこういうのが好みなのか?」と思う。うーん、どうも「蹴りたい背中」あたりから同じようなイメージが続く。 現在という時代設定の中で、なんかちょっと浮世離れした人たちを描いているように思うのは、私が社会的地位について安定志向だからか?どうも、ふわふわとしたモノトーンの印象というのか。うーん、表現が難しいけど。 ただ、この作品は文章構成が面白い。小説を書いている様子が小説になっている。それもその中でこの人は「アサッテの人」という小説を書いているという設定だったりする。物語に直接入り込まないで、一歩退いている視線が面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月30日 22時50分20秒
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