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カテゴリ:読んだ本
作者:横山秀夫 同じ警察署を舞台に、6件の事件がショートストーリーになっていた。1課の中の3つの班のそれぞれ個性的な班長を軸に多種多様な事件が解決に向かう。このひとの作品は、登場人物の心理や事件の流れの描写がすごく絶妙なんだよね。両方をバランスよく描いてどちらもくっきりと読んでいて入ってくるというか。タイトル作品の第三の時効を始めとして、どんでんがえしの犯人が出てくるところがわくわくさせられる。 普通のミステリー作品とは違う、犯人探しをしているんだけど、犯人のわかっている「刑事コロンボ」を見ているような心理描写に引き込まれる。1つ1つが1冊の作品になってもおかしくないような内容。それだけにすごく面白いのにさらっと流されてしまったような気がしないまでもないような。 だけどやっぱり横山秀夫の警察モノは面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年04月19日 06時09分30秒
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