カテゴリ:果実類
今日の果実類は 「 メロン 」 です。
メロン ウリ科キュウリ属 1年生蔓性草本 メロンの野生種は、エジプト北部およびインドに存在するようですが、 現在の栽培種とは大きく異なるようです。 メロンは栽培が容易で、品質の良い品種が多く育成されました。 原産地は諸説あるようです。 第一原産地は、北アフリカのニジェール河沿岸地帯とされています。 原産地から東に移動したものは、中央アジアで品種分化が進み、 第二原産地となりました。 ヨーロッパ方面に伝播して改良されたものが、温室メロンとなりました。 中国に伝播したものは、まくわうりを形成したとされています。 米国には、16世紀にヨーロッパから伝わり、19世紀後半から栽培されました。 大正14年 ( 1925 ) に、英国から温室メロンが入り、網メロンの源となりました。 メロンの成分は、温室メロン、ハウスメロン、露地メロンで糖度に 違いがみられますが、成分的には類似しています。 カロテンは白肉種に比べ、赤肉種の方が多く、約 25 倍含まれています。 温室メロン 生 100g中のビタミンCは、18mgです。 ( 品種により異なります ) メロンの追熟適温は、25℃前後です。 収穫後、呼吸量が増加しエチレンを多く発生して、果実が熟します。 旬は夏ですが、近年は 1 年中出回っています。 メロンは生食します。 他には、ジュースにします。 冷凍品に加工する事もできます。 冷凍品は、果皮と種子を除き、適度に切断します。 砂糖をまぶして、ポリ袋などに密封し凍結します。 半解凍で食べると、食味が良いようです。 「 温室メロン 」 英国で温室用として育成された品種群で、マスクメロン と呼ばれています。 マスクメロンは品種名ではなく、香りがマスク musk ( 麝香 = じゃこう ) に 似ているので、この名があります。 果皮にはネット ( 網目 ) があり、味、香りとも最高で、 品質を保持するために、1株 1果のみ収穫します。 ネットは、果実の硬化 ・ 肥大によりできた網目状の亀裂に、 コルク層が形成されたものです。 高価です。 栽培は、静岡、愛知、岡山です。 「 ハウスメロン 」 1960年代から育成されています。 外果皮に網目がある品種と、網目のない品種群があります。 果肉は、緑色、淡い黄色、白色など様々です。 1、網目メロン型 = 日本で、1960年代から育成され、外果皮に 網目があります。 果肉は緑色で柔らかく、アムス、アンデス が主流の品種です。 2、網メロン・赤肉型 = 北海道夕張地方特産の、夕張メロン が代表です。 赤色のメロンは、緑色のメロンよりも追熟が速く、賞味期間が短いです。 類似品種は、クインシーです。 3、無網メロン型 = 外果皮に網目が出ない系統です。 主な品種は、ホームランスター、キンショウです。 果肉は、淡い黄色から白色、味は淡白、歯切れが良い。 網メロンよりも出荷期間 ( 4~6月 ) が早いです。 「 露地メロン 」 日本古来のまくわうりとヨーロッパメロンとの雑種です。 代表は、プリンスメロン です。 食味良く、高級感があるわりに安価です。 現在はハウスメロンに押されて、生産が激減しています。 ~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~ 海獣トドさんの「バカネコ日記」は、初心者にも判りやすい、HPの 作成解説をしています。 海獣トドさんのHPへは、「バカネコ日記」のバナーをクリックすると、 ジャンプします。 痔キル博士のバナーをクリックすると、「アメリカ・ネバダ州在住」の 痔キル博士のHPへ、ジャンプします。 痔キル博士の部屋へ、ジャンプします。 ![]() ![]() 海獣トドさんの「バカネコ日記」へ、ジャンプします。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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