カテゴリ:海藻類
今日の藻類は 「 こんぶ ・ 4 」 です。
「 こんぶ類の成分と栄養の特性について 」 干し昆布の主成分は、炭水化物です。 炭水化物は、干し昆布の55~65%を占めます。 こんぶに含まれる糖類は、アルギン酸、フコイダン、ラミナラン、 マンニトールなどです。 アルギン酸とマンニトールは、それぞれ20%以上含まれています。 蛋白質は、他の藻類に比べ低いです。 アルギン酸などの多糖類は、血中コレステロールの低下、 血圧低下の薬理効果が認められています。 海藻の多糖類は消化されにくく、食物繊維としての機能があります。 こんぶは低エネルギー食品です。 肥満防止や血中コレステロール値を正常に戻し、血糖値の上昇を抑制します。 また、便通を促進して、大腸ガンの発生率を抑える作用があります。 無機質中、カルシウムの量が多いです。 ヨウ素含量は、100g中 240~1.000mgと海藻食品中最も高いです。 βーカロテン、ビタミンB群、ビタミンCなども多く含まれています。 乾燥食品ではあるが、それぞれの成分が、安定して含まれています。 「 こんぶの鑑別 」 良質の干し昆布は、緑色を帯びた黒色で光沢があります。 良質の干し昆布は、乾燥が十分で、肉厚、良い香りがします。 黒色が強すぎるものは、旬をはずれて採取されたもので味が劣ります。 黄みを帯びて、光沢の無いものは品質が劣ります。 表面の白い粉は、マンニトールで、カビではありません。 * マンニトールは、糖アルコールの一つで、甘味成分です。 「 保存と加工について 」 7月中旬~9月に採取したこんぶは、天日乾燥します。 一回目の乾燥後、選別、整形、結束の段階を経て、日数をかけて乾燥します。 機械乾燥のみの場合、良品にはなりにくいようです。 「 結束方法による呼称 」 ( 結束方法の違いにより呼称が異なります ) 元揃え昆布 ( もとぞろえこんぶ ) は、葉元をそろえて結束したものです。 長切り昆布 ( ながきりこんぶ ) は、75~105cmに切りそろえたものです。 折り昆布 は、一定の長さに折りたたんだものです。 棒昆布は、長切り昆布よりも短く、30~60cmに切りそろえたもや 雑昆布などがあります。 ~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~ 海獣トドさんの「バカネコ日記」は、初心者にも分かりやすい、HPの 作成解説をしています。 海獣トドさんのHPへは、「バカネコ日記」のバナーをクリックすると、 ジャンプします。 痔キル博士のバナーをクリックすると、「アメリカ・ネバダ州在住」の 痔キル博士のHPへ、ジャンプします。 痔キル博士の部屋へ、ジャンプします。 海獣トドさんの「バカネコ日記」へ、ジャンプします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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