2008/05/06(火)19:53
カイゼンする組織・・創造の仕組み
最近、ソフトウェア開発のプロセス改善にハマっている?!
せいか、何読んでても、「カイゼン」・・の言葉に引っかかります。
ドラッカーさん、日本の組織・・おそらく1990年代頃までの組織を
カイゼンの観点で、いたるところで褒めています。
・・それが、「禅」の影響のためかは・・、すぐにピンとこないのが残念!
P・F・ドラッカー「ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会 (ドラッカー名著集 8)」より。
「組織は自らの内に創造の仕組みを組み込まなければならない。
具体的には、あらゆる組織が、自らの構造の中に3つの体系的な活動を
組み込まなければならない。
第一に、組織はその行うことすべてについて、絶えざる改善、日本語でいう
カイゼンを行わなければならない。
歴史上あらゆる芸術家が、カイゼンすなわち体系的かつ継続的な自己改善を
行ってきた。しかし今日までのところ、日本だけが、おそらく禅の影響だろうが、
企業組織の日常の活動と仕事をカイゼンしている。
カイゼンの目的は、製品やサービスを改善して2、3年後にはまったく新しい
製品やサービスにしてしまうことである。
第二に、組織は展開、すなわちすでに成功しているものについて新たな展開を
行わなければならない。・・
第三に、組織はイノベーションを行わなければならない。
イノベーションは、体系的なプロセスとして組織化することができる。
それは、そのように組織化すべきものである。」
知識の純輸入国&知識教育
ドラッカー名著集(8)