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2008.11.15
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カテゴリ:脳科学

自分は死なないと思っているヒトへ

養老孟司「自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒」・・「知る」とは何か


 1994年から2000年にかけて行われた、養老先生の8回分の講演記録。

 どのページ開いても、養老節が読めるので、お得な本でした。


 いくつかの講演の中で出てきて印象に残ったのは、

 「知る」ということ。

 人はそう簡単に「知る」ことはできない。


 「知る」とは、知識を増やすことではない。

 では、「知る」とは何か?


 
 原体験として、4歳のとき、父親と死別したこと。

 そのとき、「さよなら」を言えなかったことが、

 その後、人に上手く挨拶ができなかった原因になった。

 でも、そのことに気づいたのは、50才近くになったときで、

 そのことを知ると同時に、「私の中の父は死んだ」と思えたこと。


 また、癌の告知を例にして、

 「あなた癌ですよ、せいぜいもって半年です」といわれたときに

 どう考えるか・・それが、「知る」ということだ、と。

 つまり、あと半年と宣告されて、それを納得した瞬間から、自分が変わる。

 だから、「知る」ということは、自分が変わることなのだ。
 
 
 
 「知る」ことの怖さ・・「知の毒」と表現されていますが、

 「知の毒」への覚悟・・・全然できていないですね~


<目次>
第1章 愚かになる人間
(「極楽」に生きる
「世間」を出る)
第2章 肥大する現在
(「時間」病
「知」の毒)
第3章 カチンカチンの世界
(「自分」知らず
「生死」のブラックボックス)
第4章 手入れの思想
(「世界」の行きつくところ
「日本人」の生き方)





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最終更新日  2008.11.15 23:21:57
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