カテゴリ:脳科学
歩くとなぜいいか? 大島清「歩くとなぜいいか?」 (PHP文庫) ≪わたしたちはもともと歩くことが嫌いではない。 というより、わたしたちの脳は歩くことに喜びを感じるようにできている。 歩いているとき、脳は活発に動いている。 ギリシャの哲学者アリストテレスは、散歩をしながら弟子たちに講義をし、 散歩をしながら議論もした。≫ ・・快感に包まれるときい、脳は活発に動くから。 ≪「歩く趣味」から、ほかの趣味がどんどん生まれる≫ ≪歩きながら考えると趣味は広がり、その向こう側にある社会問題も見えてくるのである。≫ ≪・・足には大腿筋という大きな筋肉がある・ 歩くことによって足の大きな筋肉が動けば神経組織を通じて大きな刺激が脳に届く。 脳が刺激されれば活発に活動する。 脳が活発に活動する状態を「若々しく脳が動いている」というのだ。≫ ≪足の筋肉は、体全体の筋肉の実に七割を占めているのだ。≫ エアロビクスとは、体に酸素を取り込みながら運動することで、 有酸素運動と訳されるが、歩くことがエアロビクスとなる。 ≪歩くと「血管年齢」がグングン若くなる≫ ≪高血圧と高脂血症はすでに書いた通り、歩くことによって脂肪を燃焼させ、 血管年齢を若く保つことで予防できる。≫ ≪太陽の光や、大きな自然は人を健康にする力を秘めている。 歩いているうちに少しずつ気持も晴れてくるはずだ。≫ ≪大地を踏みしめて歩くという行為がなければ、カルシウムは吸収されない。≫ 悩んで眠れない・・ ≪精神的には疲れているものの、体そのものはあまり疲れていない。 だからかえって精神が研ぎ澄まされて、暗い闇の中で妄想めいた思いにとらわれてしまうだ。≫ ・・こんなときは、ハードに体を動かして、肉体を疲れさせる。 ハードは運動にあわせて食事も少しだけ多めに摂るようにすれば、 あっという間に眠れる。よく歩き、よく眠る。 目覚めれば、悩みは軽減している。 ≪楽しみながら適度な運動をすると、免疫機能が増加する。 ウイルスなどを寄せつけない抵抗力となる。≫ ≪歩く人は、脳が刺激され「ボケ防止」ができる≫ ≪ウォーキングの最大の眼目は、歩きながら酸素をできるだけ体に取り入れ、 体内脂肪を燃やしてしまうことにある。≫ 早朝ウォーキングの効用・・ 1.朝の散歩は四季を通じて気持がよい。 2.朝は静かなので、自分の足音が気持がいい。 いつもと少し違う時間帯に近くを歩いてみるだけで、 新鮮な体験ができる。 3.涼しいので早足で歩ける。 4.朝の脳はやる気に満ちている。 静かな森の中を歩くと・・ ≪五感が育つと、「第六感」が冴えてくる≫ <目次> 第1章 「歩くこと」は趣味の王さまだ 第2章 「歩くこと」は健康法の王さまだ 第3章 「歩く技術」を学ぼう 第4章 「わが町」のマップを心の中に広げよう 第5章 「目」で歩き、「耳」で歩く 第6章 「歩くこと」「食べること」は脳の幸せ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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