テーマ:ライブ・コンサート(1201)
カテゴリ:音楽
ビバルディ―バロック音楽を代表するイタリアの作曲家・伝記 世界の作曲家(1) パム・ブラウン 橘高弓枝 訳 偕成社 1998年刊 ビバルディが活躍した18世紀初め頃・・ ≪当時のヨーロッパでは、作曲家は尊敬もされていなければ、とりたてて裕福でもなかった。 作曲は生活の手段とみなされ、生活のために働く料理人や、大工などと同じレベルの 扱いを受けた。 とはいえ、祭や音楽を愛するベネツィアに生まれたビバルディは幸運だった。 教会の儀式、祭り、パレード、外国からの貴族の訪問など、 さまざまな機会に新しい音楽が求められたからだ。 何かの行事があるときは、仕立屋が新しい服をつくるように、作曲家も新しい曲を つくることになっていた。≫ ≪作曲家の中でもずばぬけて多作だったビバルディは、曲を求められたらいつでも提供し、 1715年には、30曲以上もの曲を書いて理事会を驚嘆させ、喜ばせた。≫ 近頃コンサートに行くたびごとに、咳払いやパンフのがさがさする音や、そわそわと落ち着かない 人の行動が気になります。しかし、18世紀当時のコンサートのマナーに比べると、 かわしいものだと思います。 ≪・・客のために食べ物や飲み物が運ばれ、多くの人々は、舞台そっちのけで自由気ままに おしゃべりをしていた。 歌手や演奏者や演出家は、客の態度にがっかりさせられたにちがいないが、 当時はこれが一般に認めれたマナーだった。≫ <目次> 第1章 天才作曲家の誕生 第2章 赤毛の司祭『プレーテ・ロッソ』 第3章 作曲家として 第4章 オペラの世界 第5章 協奏曲(コンチェルト) 第6章 オラトリオ 第7章 ベネツィアをはなれて 第8章 『四季』 第9章 過ぎ去った栄光 第10章 復活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.10.06 00:05:40
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|
|