システムエンジニアの晴耕雨読

2013/10/30(水)22:53

中川美登利「モーツァルト」(講談社火の鳥伝記文庫)

音楽(326)

中川美登利「モーツァルト」(講談社火の鳥伝記文庫) 徳田秀雄 イラスト 1987年刊  ザルツブルグで、コロレッド大司教の下、  コンマスをしていたときのモーツァルトの心境・・ 「父さん、宮づかえっていのは、つらいもんだね。  ぼくはもう、息がつまりそうです。  ちゃんとしたオペラを上演する劇場一つない、こんな小さな町で、  大司教のごきげんをとっていなけりゃならないんだから。」  のちに、三大交響曲と呼ばれる交響曲39番~41番(ジュピター)を  作られた当時、モーツァルトは経済的にもっとも行き詰っていた。 ≪モーツァルトのことをしらべてみると、  音楽の美しさにくらべて、その生涯があまりにも悲惨なものであったことに、  強く胸をうたれます。  どうしてあれほど苦しい生活を送りながら、こんな音楽がつくれたのだろうかと、  ふしぎというより、おどろきのほうが先にたちます。≫     その理由は、  モーツァルトの音楽が、あまりにも進み過ぎていたため、当時の人々がついていかなかったため。    そんなことがなぜ可能だったのか? ≪それは、モーツァルトのたましい(魂)が自由であったからだと思います。≫  

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