カテゴリ:マンガ
鈴木先生(4) [ 武富健治 ] 鈴木先生 4巻 (アクションコミックス) 双葉社 2008年刊 先日「鈴木先生」の1巻が無料で手に入ったものの、 癖のある絵が引っかかっり、しばらく積読していたのですが、 昨日読み始めて以来はまりました。 悩み多き中学生に対する、4巻での鈴木先生のアドバイス・・ 経験 / 体験 = 経験率 自分や他人の生き様をはかるひとつの基準として、「経験率」を上げ、 この経験率を高めることが、「人間性」を高めることになる、といいます。 ≪人間は様々な「体験」を通して-肉体的だけでなく精神的にも成長していく・・ これは食べものによって肉体が成長していくのととてもよく似ている・・ というかまったく同じなんだ 人間が口に入れた食べものの量・・それが「体験」だ しかし人間の体は口に入れただけ全部の栄養を摂取できる作りには残念ながらなっていない! 体調や食べ合わせ・・あるいは食べものの種類や調理法など様々な理由で- 体内に吸収し身につける率は大きく変わってくる! 人間にとって重要なのはもちろん・・食べた量ではなく・・摂取できた量だな? この摂取できた栄養の量-それが「経験」だ! 栄養のあるものをいくら腹に詰め込んでも身につかなくては何の意味もない! 栄養のない食べものもあれば・・体に悪い食べものもある・・ そして・・ 食べものが-生きもののかけがえのない命であり・・ お百姓さんや様々な人の手によって運ばれる大切な糧(かて)であるのと同じように- 体験もまた目に見えにくい様々な犠牲によって支えられている貴重な糧だ 世界に感謝して大切にいただき・・決して粗末に食い散らかしてはならん! じっくりとそしゃくしてしっかりと摂取する! それが体験を喰らう者のつとめだ! 「体験」を分母に・・「経験」を分子にして・ 出た答えの数値を仮に「経験率」と呼ぶことにしよう・・ そしてこの「経験率」の高さを・・ 自分や他人の生き様をはかるひとつの目安にするといい・・≫ ≪運命や環境・・自分の過失まで含めて- いろいろな事情で多くを体験してしまった者はな・・ その分がんばって-人一倍立派で素敵な大人になって- 他人や世の中に貢献すればそれでいいんだ≫ 鈴木先生は、経験率を高めようとアドバイスされていますが、 経験率の向上とともに、 経験そのものを増やすことが、人生を充実させるためにはより大切なことでは、と思います。 その意味では、この「経験率」の後の、鈴木先生の言葉の方がより重要かもしれません。 翌週からの期末試験に向けて・・ ≪テストってのはな・・ 別の気になることに悩まされていても目の前のやるべきことに集中して結果を出すという・・ 大人になってから、だれもが必要とする能力を磨く訓練の意味合いも大きいんだ≫ 仕事においても、日々トラブルや問題は発生しますが、 一つ一つの課題に真摯に向き合いつつ、 目先の一つのボールだけにかまけてしまう子どものサッカーにならないように 同時並行でモノゴトを着実に処理し続けていくことが大切なことを、 「鈴木先生」読みながら再認識するのでした(*_*; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.04 10:57:49
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