カテゴリ:書評・読書メモ
8時間睡眠のウソ。 [ 三島和夫 ] 8時間睡眠のウソ。日本人の眠り、8つの新常識 三島和夫、川端裕人 日経BP社 2014年刊 睡眠の「新常識」・・ ・日本人は世界屈指の睡眠不足 ・「深い睡眠」が「良い睡眠」とは限らない ・睡眠時間は人それぞれ、年齢でも変化する ・シフトワークは生活習慣病やがん、うつ病のリスクを高める ・日本人の体内時計は平均24時間10分 ・「不眠=不眠症」ではない ・こま切れの睡眠はNG 睡眠不足の健康リスク・・ 「大量のデータを元にしたエビデンスとして言えるのは、やっぱり基本的には、 糖尿病、脳卒中、心筋梗塞といった生活習慣病やがん、それからうつ病ですね。 不眠症になると糖尿病のリスクが1.5倍になると言われていますし、 不眠とうつは相関が高いので早期発見の糸口として捉えられています。 あと、睡眠不足で免疫系の問題が起きて、感染症にかかりやすくなることもわかっています」 ・日本人の体内時計・・ 25時間周期と言われていたのは、20世紀の話で、 実は、日本人の周期は、24時間10分である。 ・理想の睡眠時間は、8時間なのか? 年齢ごとの平均睡眠時間・・ 10歳は、8.71 15歳は、7.74 20歳は、7.44 25歳は、7.14 30歳は、6.85 40歳は、6.46 50歳は、6.34 60歳は、6.20 70歳は、5.90 80歳は、5.52 実は、8時間がっつり眠ることができるのは15歳くらいまで。 高齢になればなるほど、睡眠ニーズが減って、70代では6時間になる。 つまり、「8時間睡眠が理想」は、崩壊している。 一方、寝すぎは、「抑うつ」を惹起する効果をもたらす。 断眠(徹夜)は、気分を上げる効果がある。 ・・うつ病の人が、不眠気味になるのは自己治癒的に断眠を自ら生じさせ、 抑うつ気分を晴らそうとしているのだという説もある。 <目次> これはどんな本? 8つの新常識とはなにか 1.日本人は世界屈指の睡眠不足 2.シフトワークは生活習慣病やがん、うつ病のリスクを高める 3.こま切れの睡眠はNG 4.日本人の体内時計は平均で24時間 10分 5.睡眠時間は人それぞれ、年齢でも変化する 6.「深い睡眠」が「よい睡眠」とは限らない 7.不眠=不眠症ではない 8.眠くなるまで寝床に向かってはならない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.10 07:59:04
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