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大前研一 日本企業のグローバル戦略入門「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書【電子書籍】[ 大前研一 ] 大前研一 日本企業のグローバル戦略入門 プレジデント社 2016年刊 グローバル化を成功させるために・・ ≪グローバル化を成功させるためには、 まずグローバル化が可能になるように、会社の体質を変えなければならない。 これをせずに焦ってM&Aをやったところで、いい結果が出るはずがないのである。≫ ≪・・国内と海外を区別しないという姿勢こそが、 企業のグローバル化を成功させる秘訣である。≫ ・企業の海外直接投資(FDI)は、世界的に増加傾向にある。 ・GDPに対するFDIの割合は、 ヨーロッパ 6割、 米国 4割、 に対して、日本・アジアは、2割。 この差は、欧米企業は、世界中の人材を採用しているため、 ある国に進出を検討した際、その国の出身者の部課長クラスが現地責任者として 手を挙げる。故国との交渉窓口であり、常駐してビジネスを立ち上げるのでスムーズにいく。 ≪グローバル人材は一朝一夕では育たない。 企業がグローバルで活躍できる人材を社内で育成するなら、最低20年はみるべきだ。≫ ≪グローバル化は、結果を急ぎすぎると絶対にうまくいかない。 これはグローバル化を進めるうえでの”鉄則”である。≫ ○グローバル化が進まない日本企業の問題点 1.これまで国内で十分な売上と収益が得られてきた 2.グローバル化に真剣に取り組んでいない 3.企業の時価総額が小さい 日本企業は欧米同業者の10分の1しかグローバル化に資金を投入できない。 そのため、成功確率も小さくなる。 4.発想が”比較級”のまま 既存の発想の延長ではなく、新しい方法を考えることが必要。 5.国が外資の買収の待ったをかける ・・続く <目次> 第1章 現代の日本企業のグローバル戦略 ―― 大前研一/(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長 第2章 LIXILのグローバル戦略 ―― 藤森義明/(株)LIXILグループ相談役(前取締役代表執行役社長兼CEO) 第3章 世界のどこにビジネスチャンスがあるのか ―― 椿 進/AAIC代表取締役社長/代表パートナー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.12.25 10:51:14
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