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システムエンジニアの晴耕雨読

2017.01.22
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カテゴリ:書評・読書メモ


聖地巡礼リターンズ・内田樹&釈徹宗

東京書籍

2016年刊


 聖地巡礼リターンズ・内田樹&釈徹宗  


 今回の「聖地巡礼」、長崎の二日目。

 長崎市の中心部から1時間ほどの西彼杵半島西部の外海地域・・

 かつての「陸の孤島」であり、

 角力灘に面した外海は、遠藤周作の小説『沈黙』の舞台の地。

 サン・ジワン枯松神社
    ↓
 カトリック黒崎教会
    ↓
 バスチャン屋敷跡
    ↓
 カトリック出津教会
    ↓
 旧出津救助院
    ↓
 大野教会堂


 
 隠れキリシタンたちが信じていた

 バスチャンの予言・・

1.汝らは七代までは我が子とみなすが、それ以後は救霊が難しくなる。

2.コンソエーロ(贖罪司祭)が大きな黒船に乗ってくる。
  毎週でもコンピサン(告白)が申される。

3.どこでもキリシタンの教えを広めることができる。

4.途中で異教徒に出会っても、こちらから道を譲らぬ前に先に避けるであろう。

 つまり、「七代まで信仰を守り続ければ救われる」と予言を残した。


 オラショ「ぐるりようざ」を聴きながら、読み進みます(^^♪



 信仰の強さ・・

 あらゆる人間の過剰さの根底には「信じる」ことがある。

 一見、宗教から真逆の科学においてもそうである。

 天文学をはじめたのは修道士であり、

 彼らを突き動かしたのは、「どこかに神の存在を証明する法則があるはずだ」という

 尋常でないパッションがあった。

 エンドウ豆で遺伝の研究をしたメンデルも修道士だった。

  


 内田先生曰く、

≪宗教って、ある種のひとつの「病み方」なんですよね。

 健全な人ってこの世に一人もいないですから。

 程度の差はあれ、みんな心を病んでいる。

 そして、人間の持つ本質的な弱さは必ず「物語」を求める。

 宇宙を統べるひとつの統一的な摂理があって、自分の個人的な祈りが、

 そこに伝わると、宇宙の風景に、自分の祈りによってわずかではあれ変化がもたらされる。

 人間は個人としては、空間的にも時間的にも限定的な生を営むしかないわけですけれど、

 どこかで類的な宿命に繋がっていたい。

 有限的な存在が、無限の境位と、ある超越性の回路を経由して繋がることを夢見る。

 そういう物語を人間はどうしても必要としているんだと思います。≫




 最後に・・ 

 山の中に400年前からあるキリシタン遺跡を、観光の目玉にする。

 「日本に行って聖地を巡ろう!」をキャンペーンにすれば、

 世界の10億人のカトリック教徒が対象になり、

 そのうち100人に1人がきただけでも、1000万人になる。

 つまり、キリシタン遺跡は、真にグローバルな遺産となる。





<目次>
1日目 長崎とキリシタン
・春徳寺(トードス・オス・サントス教会跡)
・サン・ドミンゴ教会跡
・長崎県庁と霊性
・二十六聖人殉教地
・浦上天主堂
・原爆落下中心地
・大浦天主堂

2日目 隠れキリシタンの里へ
・枯松神社
・黒崎教会
・バスチャン屋敷跡
・出津教会
・出津救助院
・大野教会

3日目 京都と大阪のキリシタン
・妙満寺跡(二十六聖人発祥の地)
・椿寺
・茨木市キリシタン博物館
・カトリック高槻教会






最終更新日  2017.01.22 09:30:40
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