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システムエンジニアの晴耕雨読

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2017.01.29
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カテゴリ:書評・読書メモ


出口治明「働き方」の教科書―「無敵の50代」になるための仕事と人生の基本

新潮社

2014年刊



≪優れた人の伝記などを読むと、

 凡人と偉人の違いは、常に原理原則に則って自分の頭で考え、行動できるか否かにあると

 痛感します。一般に、自分の価値観、思考軸がしっかりしている人ほど、偉大な仕事をしているのです。

 これは、建築物に例えれば容易にわかることです。

 土台と骨組みが強固な家は、地震に見舞われてもそう簡単には崩れません。・・

 
 人生においてその土台に相当するのが原理原則です。

 自らの原理原則を確認し、価値観や思考軸を強固なものにするためには、

 常に「学ぶこと」「知ろうとすること」「考えること」が大切です。≫




 フランスのファッションデザイナー、ココ・シャネルの言葉・・

「私のような学校も出ていない、年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を

 一つぐらいは覚えることができる。

 一つの名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。

 その分だけ人生と世界は単純になっていく。

 だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。」




 人生は99%失敗する・・

≪そもそも、チャンスを手に入れたからといって、やりたいことをやり遂げることができる

 人は100人中一人ぐらいしかいないことを知っておくべきです。

 少し長いレンジで歴史を眺めれば、100人中99人は失敗していることが容易にわかります。

 しかも行動した結果は、後の時代にならなければわからないケースがほとんどなのです。≫

≪チャレンジすることは尊く、失敗は珍しいものではない。

 むしろ成功することのほうが稀なのだから、めげる必要などまったくない。≫





「グローバル人材」について、どう考えるか?

≪グローバル人材について、あまり複雑に考える必要はありません。

 世界を二分していた東西の冷戦体制が終わりを告げ、グローバリゼーションと呼ばれる

 変化がおきて、世界各国の結びつきが強くなりました。

 その状況下では、世界を股にかけて商売できる人をつくらない限り、儲けることができません。

 ただそれだけのことだと思います。≫


≪日本企業の最大の敗因は、経営者が現地人のマネージャを雇わなかったことです。≫

 現地人マネージャが一人でもいたら、その国の人がどんなものを、どんなレベルの品質が欲しがっているか、

 を意見することができる。

≪グローバリゼーションによって要求されているのは、外国人をマネジメントする力です。≫

≪大卒の従業員が多い日本人は、平均的に見れば高学歴です。

 しかし、経営幹部に限って考えれば、アメリカやヨーロッパのグローバル企業の経営幹部で、

 マスターやドクターの称号を持っていない人はほとんどいません。・・≫

≪グローバル人材を育てるのであれば、製造業のやり方を捨て、現地の人を使うことを

 真剣に考えるべきです。

 世界の優秀な人を使うためには、日本人の経営幹部がもっと優秀になって外国人に尊敬される

 必要があります。≫





 左遷時の心得・・

 異動辞令を受けて出口さんが連想したのは、

 7世紀に活躍したイスラムの武将、ハーリド・イブン・アル=ワリードのこと。

 ・・ワリードのこと、また調べてみたい(^^♪





<目次>
序章 人生は「悔いなし、遺産なし」

何歳が人生の真ん中か
人生にそれほどチャンスはない
お金はすべて使い切る

第一章 人間と人生をどう考えるか

人間は動物である
動物として自然なことをする
人間はワインである
人間チョボチョボ論
人生は九九パーセント失敗する
歴史のなかにおける人間
人生はトレードオフ
「選ぶ」のではなく「捨てる」

第二章 仕事と人生の関係

仕事は人生の三割
仕事は美学ではなく合理性
仕事はプライベートより簡単
ダイバーシティが合理性を生み出す
仕事の質は「楽しさ」で決まる

第三章 二〇代の人に伝えたいこと

やりたいことは死ぬまでわからない
就職は相性で十分
幸運な時代の終焉
ビジネスは成果がすべて
考える癖をつける
仕事はスピード
身近なターゲットを置く
「グローバル人材」についてどう考えるか

第四章 三〇代、四〇代のうちにやっておくべきこと

部下はみんな「変な人間」である
「安心感」と「仕組み」で部下をやる気にさせる
上司を論破し、部下に全勝する
二・六・二の法則を忘れない
四〇代になったら得意分野を捨てる
人はゴマスリには勝てない
根拠のない精神論を排除する

第五章 五〇代になったら何をするか

五〇代は「遺書」を書く時代
どんな遺書を書くか
五〇代ほど起業に向いた年齢はない
五〇代の起業は合理的かつ健全
もし失敗しても心配はない
必要なのは「強い思い」と「算数」
小さく始める
まず旗を揚げよ
真っ当なことをやる

第六章 あなたが生きるこれから三〇年の世界

世界に起こる変化
日本の未来
日本はどんな社会を目指すのか
あなたがやれることは山ほどある

終章 世界経営計画のサブシステムを生きる

あとがき





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最終更新日  2017.01.29 09:30:31
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