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2017.04.06
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カテゴリ:書評・読書メモ

張益羽「猛毒中国ビジネス 中国人OLは見た!」

講談社

2014年刊




≪中国はきわめて変化に富んだ、ルールの境界線が分からない国です。≫

≪中国市場は、ジャングルそのものです。常に危険に満ちています。≫

≪すべては実戦で感覚を磨くしかないのです。

 自分のアンテナやリスク意識を磨きながら、中国市場で生き抜くしかないのです。

 私が戦ってきた中国ビジネスは心理戦でもあれば、体力勝負でもあります。

 永遠に未知である相手と戦い、生死に関わるゲームをする感覚で実戦経験を積んで、

 たくさんの失敗の中で、常に自分をタフにして、勝ち抜くことに集中します。

 このようなマインドで中国市場に入っていくことが、一番重要なのです。≫





≪「お客様は神様です」という言葉がありますが、これは、成熟した社会におけるサービス業の

 マナーだと思います。もし中国で「お客様は神様です」という理念で契約したら、

 受注側は間違いなく奴隷になってしまいます。

 しかも、彼らの心理の底にはもう一つの考えがあります。

 それは多くの中国大手企業が「どうせ我々と仕事したい企業は山ほどある」
 
 と思っていることです。

 中国社会のざわざわした雰囲気の中では、じっくりとパートナー企業と付き合う余裕が

 ありません。≫




≪日本企業が嫌われる理由

 中国の若者は、成功やお金持ちになることを夢見ますが、

 「下積み」におけるルーティン作業をする気持ちはありません。

 会社で少しでもいやな目に遭うと、すぐ転職を考えます。・・

 企業にも、このような人材をじっくり育てる気持ちはありません。

 中国企業や香港企業、台湾企業、欧米企業などは、基本的にシビアに人材を雇っています。

 しかし、終身雇用制度に慣れた日本企業は、そこまでシビアに人を扱うことができません。

 日本企業が苦戦する問題の一つは、人材の確保とマネジメントの問題なのです。≫





<目次>
序章 反日教育を受けた私は、日本国籍に帰化しました

第1章 外資系企業は、カモですか?
第2章 キラキラ「巨大市場」の闇
第3章 「中国で稼ぐ」見果てぬ夢
第4章 欲望に満ちた市場、果てしない孤独感
第5章 契約のために、とにかく粘ります
第6章 中国は、巨大工場ではなく、巨大買い手市場です
第7章 自称「中国ビジネス通」の恐怖
第8章 奈落
第9章 さらばチャイニーズ・ドリーム
第10章 何が中国の真実なのか?

終章 ならばどう中国市場と付き合うべきか





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最終更新日  2017.04.06 23:50:17
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