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システムエンジニアの晴耕雨読

2017.07.30
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カテゴリ:書評・読書メモ

上念司「習近平が隠す本当は世界3位の中国経済」(講談社+α新書)

2017年刊



 中国の経済統計の不正確さ・・ことにGDP統計は、何年間も地方政府のGDPの集計値が

 国家統計局のまとめたGDPの集計値を上回り続けている。

 1985年から実質経済成長率の水増しが、控えめにみて毎年3%ずつされていたとしたら、

 現在でも、日本のGDPを超えてはいない、と指摘されています。


 なぜそんなことを言うのか、というと・・

 中国がお手本にしたソ連経済は、第二次大戦以降、GDPは90倍になったはずでしたが、

 ソ連崩壊後にわかったのは、わずか6.5倍だったため。

 同じことが、中国で起こっているのではないか???


 

 そして、多くの日本人が持っているのは、「上海メガネ」というバイアスだ、といいます。

 中国に在留する大半の日本人は中国の沿岸部の、かつ、日系企業の集中する大都市に暮らしている。

 「上海メガネ」とは、経済発展が特に進んだ地域の状態を、中国全土にあてはめてみるバイアスであり、

 上海を見て中国全土を語ると、大きな間違いを犯す。


≪いま中国の都市部でいい暮らしをしている一部の人は、崩壊しかけてバブルの波に

 乗っているだけ。なぜなら、国全体がバブルを生み出し、一部の人がその恩恵を被る

 仕組みができあがっているからです。≫



 「不良債権比率」「失業率」「税収」を通してわかることは、

 ・ゾンビ企業は最低でも7.5%

 ・過去15年間、失業率は4.0~4.2%(日米とも、2%以上の増減あり)

 などなど。実体経済はとっても悪化している。

 その理由は、
 ・生産過剰
 ・資産価格のバブル
 ・地方自治体の過剰な債務

 AIIBや一帯一路構想は、生産過剰を途上国に輸出することで解消しようとする試み。

 でも、信用度の低い国に無理やり貸し付けても、そのお金はたちまち不良債権化するだけ。



 中国経済減速による日本経済への影響は、5年間のGDPで0,9%、

 年率0.18%にすぎない。

 日本は中国と、ほどよい距離をおこう、といいます。
 


<目次>
第1章 超水増しされたGDP
第2章 トランプが叩く中国経済
第3章 こんなにあった虚偽統計
第4章 日本企業の大避難が始まった
第5章 断末魔の習近平、そして中国
第6章 米中対立で浮上する日本経済






最終更新日  2017.07.30 21:49:58
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