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システムエンジニアの晴耕雨読

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脳科学

2016.12.23
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カテゴリ:脳科学

幸せとは、気づくことである [ 茂木健一郎 ]
茂木健一郎「幸せとは、気づくことである 仕事も人生も最高に楽しくなる脳の活用法」

プレジデント社

2015年刊




 まずタイトルになっている「幸せとは気づくことである」から。


≪幸せとは、「気づく」ことであると、さまざまな研究結果が示している。

 自分の人生の中の、ごくあたりまえの恵みに目覚めることが、

 汲めども尽きぬ幸せの泉となるのだ。≫


 毎日を「いつか幸せ」になるためのプロセス、手段にしてはいけない。


≪本当は、今日という日は、二度と帰ってこない。

 だからこそ、日々の足元を見直すことが、幸せにつながる。

 つまり幸せとは、一つの「発見」であり、「認知」なのだ。≫


 まさに、メーテルリンクの『青い鳥』・・

 他人の人生、別の生き方を知ることで、自分自身の幸せを見直すきっかけとなる。


≪結論。

 幸せの青い鳥は、すぐ身近にいる。

 しかし、その存在に気づくためには「旅」をすることが必要。

 幸せは、手をたたくくらい簡単なことなのだが、そのためにこそ、

 他人との出会いが大切だ。≫





○人生からストレスをなくす秘訣

≪ストレスを感じないで働くための秘訣は何か。

 何よりも大きいのは、自分でコントロールできることと、

 できないことの区別をすることである。
 
 そのうえで、前者については全力を尽くす。

 後者については、うまくいかなくても諦める。

 そのようにして拘らないことが、人生からストレスをなくす秘訣である。≫





○一目置かれる人には「役に立たない」能力がある

 これもとってもいい話です(^^♪

≪今やっている仕事や、置かれている立場に比べて、その人の知識や技量が過剰だと、

 いわゆる「オーバースペック」の状態になる。

 「あんな‎に知っているのに」「あれほどできるのに」もったいない、

 などと周囲から言われる。

 オーバースペックは、「宝の持ち腐れ」などと言われるがちだが、そうでもないと私は思う。≫


≪「あいつ、あんなにモノを知っていて、すげえなあ」という驚嘆の心。

 それが、人間の能力というものに対する「青天井」の認識を開いてくれる。≫


≪オーバースペックな能力は、決して、役に立たないのではない。

 それは、役に立つ日が来るのを待っているのである。

 いわば、いつ当たりになるかわからない宝くじのようなもの。

 しかも、有効期限はない。≫

 ・・なんだか、オーバースペックは、とても素敵なことに思えてきます。
  
 「言われたことしかやらない・できない・知らない」なんて、なんの魅力もありません。

 だから、、周りの素敵な人の多くは、オーバースペックで、オーバーアチーブな人が

多いと思います(^^♪ 





<目次>
第1章 幸せになるチカラを育てよう
(人生からストレスをなくす秘訣
幸せとは気づくことである ほか)
第2章 ビジネス力がぐんぐん上がる脳の磨き方
(「休眠モード」の脳を叩き起こせ!
面倒でイヤな課題が「地頭」を鍛える ほか)
第3章 人間関係のマエストロを目指せ!
(悪口には大きなチャンスが潜んでいる
世間の風圧は悪いことばかりではない ほか)
第4章 学びは人生の最上のご馳走
(一目置かれる人には「役に立たない」能力がある
人生の成功に教養は必要か? ほか)
第5章 悩みも不安も脳科学が吹き飛ばす!
(無駄な不安より「根拠のない自信」を持て
あらゆる悩みは「数字」で解決できる ほか






最終更新日  2016.12.23 09:33:36
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カテゴリ:脳科学

走り方で脳が変わる! [ 茂木健一郎 ]
茂木健一郎「走り方で脳が変わる!」

講談社

2016年刊



 先日、業後の」「皇居ラン」に誘われたものの、

 客先対応が入ったため、直前キャンセルしてしまいました。

 来年には再挑戦しようと思っています。

 ・・っていいながら、走ることはもちろんのこと、ジョギングさえ

 いつぶりになるだろう、といったところです(*_*;

 スポーツ用品店の福袋で、ランニングシューズでも手に入れようか、

 なんて考えています。

  

 ある米国の社長さん曰く、

 「毎日1時間走るようにしたら、人生観が変わった」

 この言葉に深く同意する茂木さんの解説は、

≪脳は体の一部。

 体を鍛えることで脳も鍛えられる≫から。

≪脳と体は一体のものである。

 これは、僕自身の考えであるとともに、脳科学の知見を総合したときに見えてくる

 全体像だ。

 基本的に体の基礎体力と脳の基礎体力は同じものであり、

 体を思い通り動かすためにいろんな筋肉を鍛えるように、脳だって鍛えることができる。

 脳と体は分けて考えなくてもいい。≫

 「脳トレ」は、脳の認知能力向上を図るものであるが、
 
 そもそもの「脳の基礎体力」の向上が必要とされている。



≪脳のスイッチは体にあるのだ。

 脳の働きを向上させたければ、机の前でうんうん考えているよりも、

 まず立って体を動かしたほうがいい。


 具体的に、脳の運動や感覚に関わる部分、つまり運動皮質、小脳、感覚皮質、

 大脳基底核などはランニングによって鍛えることができるだろう。

 体を動かすことによって、そういった運動関係の回路が鍛えられることが

 期待できる。≫


≪また、ランニングを続けるということは、

 いつ、どこで、どうやって走るかを毎日計画しているということでもある。

 それによって、計画を立てて遂行するという働きに関係する、

 前頭葉の回路が鍛えられるだろう。≫




≪僕は、走っているときによく頭のなかでTO DOリストが更新される。

 「あれをやろう」「これをやろう」と考えるのではなく、

 ふと、やるべきことが思い出されるのだ。≫




≪今も「挑戦しよう!」と思えるのは、走っているから≫

≪物事に対してどれだけがんばれるかは「自分のスタミナの予算額」によって

 規定される。≫

≪精神が若い、とはどういうことか。

 生活のなかで「できるかどうかわからないこと」をやる時間が多ければ多いほど、

 精神年齢が若いということではないだろうか。≫




 とっても魅力的な提案は「旅ラン」・・

≪「旅ラン」の発見は、人生における革命だった≫

≪「旅ラン」とは何か。

 走りながら観光すること。

 歩いて観光するのも素敵だが、知らない土地を走るのはまた違った良さがある。

 走ることで景色が早回しになり、映画の中にいてしの流れを体感しているような

 気分になるのだ。≫




<目次>
はじめに 48歳でむかえたターニングポイント
第1章 わかってきた! ランニングの脳への効用
第2章 仕事力アップに、ランニングがもたらすメリット
第3章 「めんどうくさい」から「走りたい」へ、ランニングを習慣にする
第4章 ランニングをもっと楽しく「旅ラン」&フルマラソン
第5章 ランニングでマインドフルネスを体験しよう
第6章 走るとは人生そのもの
おわりに あなたの人生は変わり始める






最終更新日  2016.12.23 09:11:08
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2016.12.18
カテゴリ:脳科学

もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」のつかい方 [ 茂木健一郎 ]
茂木健一郎「もっと結果を出せる人になる! 「ポジティブ脳」のつかい方」

学研プラス

2016年刊



 ニセモノのポジティブと、ホンモノのポジティブの違い。

 
 ニセモノのポジティブの特徴は、

 根性論、評価的な言動、いうことがデカい、でも行動が伴わない、

 「他人の評価」・「世間の基準」で生きている。


 
 一方、ホンモノのポジティブの特徴は、

 具体論が好き、アスリート的な言動。

 いうことのスケールが等身大。

 人と自分を必要以上に比較しない。



 自分軸を持って生きることが大切である。


 競争に身をさらしている人こそ、「自分の中」に基準を持たねばならない。

 なぜなら、

 「自分の外」の基準で自分を認識することを繰り返していると、

 人生が順調に進んでいるうちはそれで問題はないものの、

 少しでも停滞すると、外の基準と合わない自分に大きなストレスを抱え込んでしまう。

 そんな時、ストレスに立ち向かうには、「自分に中」に価値観の基準をしっかり

 設けることが重要になる。

 重要なのは、「自分の中」に基準を持って、楽しく毎日を過ごせるかどうかである。


≪周囲の価値観を気にする時間があったら、自分の価値観を尊重して、

 オンリーワン、つまり「自分ならではのスタイル」を選んだほうが、

 望む未来に続いていくように思うのです。≫




 誰も見ていないところで、全力を尽くせるか?

≪いちばん大切なこととは、評価や結果じゃなくて、自分で努力を続けている

 その「時間」なのかもしれない -。

 そう考えると、人生がラクになりませんか?≫




<目次>
1 ポジティブ思考には「ホンモノ」と「ニセモノ」がある
(「ポジティブ思考」の大きなカン違い
ネガティブな感情に気づくと、ポジティブになれる ほか)
2 「好き」を見つけて、ストレスに負けない「ポジティブ脳」に!
(なぜ、「ポジティブ脳」でなければいけないのか?
「好き」なことなら、人間は本当に頑張れるのか? ほか)
3 弱点を長所に!「発想の転換」で脳を味方につけよう
(あなたの弱点は、一瞬で長所に変わる!
長所も弱点も、あなたの「オリジナリティ」 ほか)
4 「論理」のチカラで、悩みは消える!
(頑固なネガティブ感情を退治する、とっておきの方法
「運のいい人」は、いつも何を考えているのか? ほか)
5 「ポジティブ脳」で人生をラクに、楽しく生きる!
(七百万回再生された「ウェーイ!」
誰も見ていないところで、なぜ全力を尽くすのか? ほか)






最終更新日  2016.12.18 19:57:06
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2016.12.17
カテゴリ:脳科学

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 [ 茂木健一郎 ]
「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 物忘れしない脳の作り方

茂木 健一郎、羽生 善治

徳間書店

2015年刊



 本書の冒頭に紹介されている印象的な話・・

 聖路加病院の日野原重明先生は、今年、105歳になりますが、
 
 先生の手帳には、10年先の予定が書いてあり、

 その予定を楽しみにしている、とのこと(^^♪

 
 私たちも、2020年の東京オリンピックはもちろんですが、

 2027年開業予定のリニアモーターカーに乗って名古屋に行くのを楽しみにする

 など、先々の楽しみを持つことは大切だ、と指摘されています。


 日野原先生にとって、100歳を超えても毎日が挑戦、チャレンジの連続。

 私たちも新しいことに挑戦するとドーパミンが出て、脳が若々しくなる。


 ドーパミンは、初めてのことをした時に一番出る。

 だから、旅をして初めての場所に行ったり、

 美術館で初めての絵画を見たり、

 仕事で初めての人に出合うことを重ねることは、

 脳にとって本当に嬉しいことになる。

  
 迷ったら、「不安になるくらい新しいことに挑戦す」ればいい。





<目次>
第1部 老いない脳の作り方 茂木健一郎
(若々しい脳を保つには
安全基地を作ろう ほか)
第2部 棋士の脳の使い方 羽生善治
(棋士の記憶力とは
プレッシャーを制する ほか)
第3部 特別対談 将棋脳を読み解く
(羽生善治に喜怒哀楽はあるか
羽生善治は肉食獣? ほか)
おわりに
(「三手の読みと多様性」羽生善治
「脳の成長に終わりはない」茂木健一郎)






最終更新日  2016.12.17 20:56:43
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2016.12.10
カテゴリ:脳科学

脳を最高に活かせる人の朝時間 [ 茂木 健一郎 ]
茂木健一郎「脳を最高に活かせる人の朝時間 頭も心もポジティブに!!」(河出文庫)

2013年刊




 朝、脳を最高に活かすための前提として必要なことは、

「朝時間を楽しもう」というマインドを持つこと。

 朝の貴重な時間を、ワクワクすることに使う。

「朝起きると、どんな一日が始まるのだろうとワクワクする」


 朝、起きたばかりの脳が素晴らしいのは、前日までの記憶が整理され、

 フレッシュな状態にあるからです。

 


「目覚めから3時間」は、脳活のゴールデンタイムである。

 誰にも邪魔されない時間

 =家を出るまでの時間

 =ゴールデンタイム

 脳のパフォーマンスが低下前に、やりたいことに取り組むために、

 朝食を摂る前=「朝飯前」に行う。

 


 脳は「やらされている」感があると喜ばないので、
 
 「積極的にやっている」という意識を持たせるひと工夫を考えてみるよう

 心がける。自分でゴールを作り、達成する喜び・・ゲーミフィケーションを取り入れてみる。





○脳を活かすために、朝やりたい10カ条

1.朝イチバンに太陽の光を浴びる。

2.起床後、メールやツイッター、フェイスブックをする。

3.インターネットで、「今日何が話題になっているのか」などをチェックする。

4.ウォーキングやジョギング、または座禅や歩行禅をする。

5.朝食は控えめにとる。朝カレーはおすすめ。

6.新しいことや今まで未達成で終わっていたことに挑戦する。

7.目標や夢を具体的に書き出したり、想像したりして、アウトプットする。

8.クリエイティブな仕事や勉強をする。

9.ポジティブな言葉を発するようにし、また周りの人とも掛け合う。

10.「朝食会」や「勉強会」「読書会」などに参加し、出逢いを広げる。


 ・・2や3は、もったいない時間の使い方では?!



<目次>
第1講 朝こそ脳が喜ぶことをやりなさい
第2講 脳科学者は語る!脳を最高の状態にする習慣
第3講 自分を変える 幸せを引き寄せる『ポジティブ脳』のススメ
第4講 けだるい朝が一気に変わる脳科学的・快眠管理術
第5講 悩みや不安に負けない!『朝型脳』をつくるヒント
第6講 脳の長所をとことん活かす超朝時間マネジメント
第7講 『朝イチSNS』活用術で脳が歓喜する情報を入手!








最終更新日  2016.12.10 17:53:39
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2016.10.30
カテゴリ:脳科学

東京藝大物語 [ 茂木健一郎 ]
茂木健一郎「東京藝大物語」

講談社

2015年刊



 小説もどきですが、茂木さんが、藝大の講義を頼まれて、

 学生たちと交流したことを表現するためにも、こういうかたちが自然だったのかもしれません。


 つき合ったのは、美術学部の学生たち。

 
 藝大は、二浪三浪四浪が当たり前の世界。

 その理由は、油絵科は、30倍、40倍、50倍だから。
 

 一次試験は、両国の国技館で、テーマを与えられて絵を描く。

 実に7時間!

 二次試験は、上野校地の絵画棟で三日間にわたり、油絵を描く。

 教授たちが、デッサンや油絵をずらりと並べて、これがいい、あれがいいと、

 順番にとっていく。選ばれれば、合格(^^♪

 センター試験は、200点くらいでも受かった人もいる((+_+))




 卒業制作で最優秀の作品は、大学により「買い上げ」となる。

 アーティストしての将来有望のお墨付きでもある。
 
 そのため、卒業制作は、学生たちにとって、アーティストになるという「芸術の夢」を

 ふくらませる、大切な現場となる。




 そんな学生たちに向けた、茂木さんのメッセージ・・

「幸福と、才能は似ているところがありませんか。・・」

「才能が十全に発揮されている状態は、幸福だと言える。

 最も高いパフォーマンスを実現しているフロー、ないしはゾーンの状態においては、

 人間は限りない幸福を感じるのです。・・」

「一方、人間というものは、根拠もなしに、万能感に浸ってしまうものでもあります。

 ダニング=クルーガー効果という言葉を、聞いたことがあるでしょうか?

 これは、成績下位者の学生の方が、かえって、自分の相対的順位は高いと勘違いし、

 逆に、成績上位者は、自分のパフォーマンスについて、控えめな評価しかしないということです。・・」


「まとめれば、幸福には、二種類ある、ということです。

 自分の才能を、最大限に発揮している、フロー、ないしはゾーンの幸福。

 一方で、自分の足りないところを直視せず、これで大丈夫だと勘違いしてしまう、

 偽りの幸福。

 みなさんには、ぜひ、前者の幸福を、目指して欲しいと思います。

 才能のフルスイングによってしか、到達できない至高の幸福と、

 才能を小出しにして、送りバントを繰り返すことで、達成される幸福と。

 君たちは、どっちを選ぶのだろう。」






最終更新日  2016.10.30 14:29:37
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2016.10.01
カテゴリ:脳科学

脳が冴える快眠法 [ 茂木健一郎 ]
茂木健一郎「脳が冴える快眠法 人生がうまくいく「質の高い睡眠習慣」のつくり方」

日本能率協会マネジメントセンター

2013年刊



 寝不足で頑張っている人が思っていること・・

 「睡眠というのはムダな時間だから、いかに短い時間で済ませるか」
 
 「短い睡眠のなかで、いかに効率よく疲れを取るか」


 でも、

 脳は、休息のために眠っているのではなくて、

 昼間とは違った働きをするために、睡眠という活動にチェンジしている。

 つまり、「睡眠とは脳にとってアクティブな時間」である。

 脳は眠ることによって、日中に得た膨大な量の情報から長期的な記憶の定着や

 思考の整理といった知的活動を行っている。

 さらに、「何を覚えておくか」「何を忘れるか」の選択が行われることで、

 無意識ながら賢く記憶を選別している。




 睡眠時間を削ってまで仕事をすることで、

 着手できる事柄は増えますが、その処理能力や創造性は落ちてしまう。

 それに加えて、脳と身体の疲労蓄積により、気力(モチベーション)が失われる。

 睡眠時間と日中の仕事における仕事の効率は、見事に比例している。



 夢の中で、脳は思ってもいない独創性を発揮する。

 アイデアを考えるときに迷ったときは、眠った方がいい。

 逆にいえば、よく眠らない人は、創造的に生きられない、といえる。

 睡眠をとおして、それまでの経験を整理して、そこから「気づき」や「発見」

 をすることができる。



 発想力を高めるためのハイパフォーマンス睡眠法・・

 睡眠に入る5分前に脳に命題を与え、夢活動を準備する。

 こうすることで、睡眠を、アクティブで攻めの行為にできる。

 でも、こんなことしたら疲れちゃうのでは?

 と思うかもしれませんが、

 実は、脳が使っているエネルギー量は、寝ているときも、起きているときも、

 それほど変わらない。

 アイデアや発想について、「sleep on it(それを一晩寝て考える)」という

 英語の言葉もあるくらい。

 ある程度アイデアに煮詰まったときには寝てしまい、目覚めで脳がすっきりとした

 状態になることで解決できるようになる。


 日中、アイデアや発想に煮詰まったときは、
 
 パワー・ナップ・・仮眠を取ってみる。

≪仮眠において重要なのは、いつでもどこでも必要があれば眠ることができるかどうか≫

 にある(^^♪
 


 快眠を心がけることで、いつも心と身体を健康な状態に保つことができる。

 つまり、睡眠を変われば人生の3分の1が変わるだけなく、あなたの人生そのものが変わる。  





<目次>
はじめに 快眠こそ、仕事の効率をアップさせる脳を育てる!
序章 脳と睡眠の意外な関係とは!?
第01章 まずは脳と睡眠のメカニズムを知ろう!
第02章 快眠をもたらす睡眠準備をしよう!
第03章 脳が冴えわたるための睡眠力をアップさせよう!
第04章 睡眠でイノベーションを起こそう!
第05章 脳がふたたび冴えわたる! 短時間仮眠のススメ






最終更新日  2016.10.01 18:15:04
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2016.07.31
カテゴリ:脳科学

【楽天ブックスならいつでも送料無料】超バカの壁 [ 養老孟司 ]
養老孟司「超バカの壁」(新潮新書)

2006年刊





≪相談をするときに、具体的な答えを期待する人がある。



 それはおかしい。

 自分のことは自分で決めるので、

 相談とは、根本的な「考え方」についての疑問である。

 他人に伝えることができるのは、「考え方」だけである。

 具体的な事情は、じつは当人しか知らないからである。≫




≪「自分に合った仕事」なんかない≫

≪仕事というのは、社会に空いた穴です。

 道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、

 そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。

 それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、

 ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。


 仕事は自分に合っていなくて当たり前です。≫

≪合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、

 いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。

 一から十までやらなくてはいけない。それをやっていくうちに自分の考えが

 変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよ

 ということが結論です。≫


 「仕事がつまらない」「会社が面白くない」というのはなぜか?

≪それは要するに、自分のやることを人が与えてくれると思っているからです。≫

≪会社は全体として社会の中の穴を埋めているのです。

 その中で本気で働けば目の前に自分が埋めるべき穴は見つかるのです。≫






<目次>
まえがき  

1 若者の問題  
若者は凶暴になったか  昔の若者は悪かった  私もフリーターだった 憧れのニート  「自分に合った仕事」なんかない  給料は社会にもらう 世襲のすすめ  秀吉はえらい  ニートに感謝する  オンリーワンよりただの人  時期が来る  個性に自信がない  こだわりという壁 
 
2 自分の問題  
自分とは一体何者か  無意識の本質的確信  脳は勝手に動く  墓の違い 日本人の「私」  

3 テロの問題  
テロとは戦うべきか  大切なのは予防   保守の意味   自爆テロと特攻 テロは倫理問題  恋愛もテロ  血税の意味  マツタケ足りて礼節を知る 
 
4 男女の問題 
なぜ女は強いのか  男は極端  政治家の夜  動物も安定している  

5 子供の問題
少子化はなぜ起こるのか   「らしさ」が消えた  たたき込むことの大切さ 子供中心で考える  大人の都合  子供には手入れ  「ああすればこうなる」式とは  子供と株は違う  いじめは都市が作った  大人のいじめ  

6 戦争責任の問題  
反日をどう考えるか  北京政府を相手にせず  統一をすすめよう  憲法第九条と後ろめたさ  世論調査は怪しい  被害者根性  

7 靖国の問題  
靖国参拝の何が悪いのか  私の抱えた靖国問題   解剖体の慰霊   国立宗教の誕生  すっきりしなくていい  中国、韓国は放っておく  

8 金の問題  
金で買えないものはないか  金への恨み  金で買えない死体   研究は金で買えるか  

9 心の問題  
心の傷は治すべきか  震災と戦争のPTSD  イライラする匂い   ヤコブソン器官  連続殺人犯の脳  

10 人間関係の問題  
なぜイライラする人が増えているのか  老人文化の必要性   つかず離れずがいい  ファンレターの返事  原則を持つ  職業倫理のない人  

11 システムの問題  
活字離れは問題なのか  ネットとメールも活字文化  テレビの影響力  カオス理論  フラクタル理論  結論は物差し次第  わからないことの価値  システムの複雑さ  エントロピーとカラス  丸もうけは無理

12 本気の問題  
誤解されると損をするか  誤解はあたりまえ  分をわきまえる  だれでも転職する遺族に殴られたこと  面倒から逃げない  雑用のすすめ 

   あとがき  






最終更新日  2016.07.31 06:13:16
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2016.07.24
カテゴリ:脳科学

【楽天ブックスならいつでも送料無料】脳はなぜ「心」を作ったのか [ 前野隆司 ]
前野隆司「脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説」(ちくま文庫)



 「心」とは何か?

 
 「心」≒「意識」の謎・・

 1.<私>の不思議

 2.バインディング問題

  心が無数の小びとから成り立っているとしたら、
  その小びとの行動全体を結びつけるシステムが必要となるのではないか。

 3.クオリアの問題



≪「私」が「自分」に宿るのはわかるが、

 どうして<私>が「自分」なのかがわからない。≫

 ここでいう「自分」とは、自分のからだと脳を含めた、個体としての・ハードウェアとしての自分のこと。

 「私」は、現象的な意識のことであり、

 <私>とは、その中から、ものやことに注意を向ける働きの部分を除いた、自己意識について感じる部分のこと。

 <私>を振り返って、ああ、<私>だ、と感じる、再帰的な意識の状態のことだ。





 「自分」の境界は、思ってよりも曖昧なもの。

 お腹にある大腸菌やブドウ球菌、はたまた胃の中で消化されたものは、自分の一部か否か。

 「自分」の「身体」は「物体」だが、「自分」の「生命」は「現象」なのだ。


≪自己と他者、内と外、という分け方は生命現象としてはそもそもナンセンスなのだ。

 自己も他者も、知情意に対して流れ込んできて流れさっていく対象であるという点では

 同じようなものなのだということができる。≫





 ミンスキーさんは『心の社会』の中で、

 脳の無意識の自律分散的処理のことを、
 心とはたくさんのエージェントから成る社会だという比喩を使って説明した。
 つまり、脳の中には、たくさんの小びとがいて、それぞれ自分の仕事をせっせとこなしている。

 マーヴィン・ミンスキー「心の社会」


≪「私」たちが主体的に行っていると思っている「思考」という行為は、

 実は無意識下の小びとたちが行っている自律分散計算だと考えられるということだ。≫




 リベット博士の実験の衝撃・・

 指を動かし始めた0.35秒後に、指を動かそうと「意図」する私。

 つまり、私が意図する前に、無意識下に、小びとたちが既に活動を開始している。
 

≪「意識」は小びとたちの決定に従っているのに、

 あたかも「意識」が「自分」を従えているように錯覚している・・≫


≪「私」は受動的に小びとたちの結果を受け取り、

 せっせと勘違いし続けるための機能にすぎない・・≫

 小びとの行動を結びつけるもなにも、私に主体性がなければバインディング問題も存在しない。
 
 

 また、大問題といわれるクオリアについては・・

≪<私>とは、記憶とも「知」「情」「意」の多様さとも関係なく、ただ単に、

 ピュアに、「<私>というクオリアは<私>である」、という決まりが脳の中に定義された結果

 作り出されたクオリアに過ぎないと考えられる。≫



 でも、前野さん、心配ご無用、といいます。


≪あなたの意識でもある「私」は受動的で、そのクオリアである<私>は無個性だけれども、

 あなたの無意識の中にいる小びとたちは個性的なのだ。≫


≪前向きにまとめさせてもらうと、

 あなたが何か失敗しようと、性格のいやな面をもっていようと、それらはどうせ小びとたちが

 やっていることなんだから、くよくよしなくてもいい(まあ、くよくよしているのも小びと

 たちなのだが)。逆に、どうせ<私>というクオリアは無個性、などとくよくよしなくても、

 あなたの一部である小びとたちは個性的である上、あなたのこれからのさまざま経験によって

 あなたの小びとたちはもっともっと個性的になる可能性を秘めているのだから、

 大いに自信と希望をもっていいい(まあ、自分と希望を持つのも小びとたちなのだが)。≫





<目次>
第1章 「心」―もうわかっていることと、まだわからないこと
(心の五つの働き
意識の三つの謎 ほか)
第2章 「私」は受動的―新しいパラダイム
(からだのどこまでが自分なのか?
脳=「私」、ではない!? ほか)
第3章 人の心のたねあかし―意識の三つの謎を解く
(「私」は心を結びつけてはいない
「私」は何のために存在するのか? ほか)
第4章 心の過去と未来―昆虫からロボットまで
(動物は心を持つか?
昆虫の気持ちになってみると!? ほか)
第5章 補遺―「小びと」たちのしくみ
(コンピュータと脳は同じか?
ニューラルネットワークは万能コンピュータ? ほか)






最終更新日  2016.07.24 11:49:02
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カテゴリ:脳科学

思考の整理術 前野隆司 /出版社:朝日新聞出版
前野隆司「思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド」

朝日新聞出版

2009年刊




 ちょっと意外なこと・・

 人は忘れることによって、抽象化能力を手に入れ、

 問題解決能力を高めることができる。

 だから、「忘れること」を積極的に評価してみることの大切さを指摘したもの。


 将棋の羽生さん曰く、
 
「独創的な思考や、創造的な思考に頭を切り替えるとき、記憶は足を引っ張る」

 神経心理学者の下條信輔『サブリミナル・インパクト』

「独創性を発揮する秘訣は、全体の状況をよく把握した後に忘れることではないか」
 



≪本書は、記憶というシステムについて論じた「記憶システム論」だ。≫

≪「記憶システム」について論じようと思ったら、「思考システム」や「システム思考」

 との関係を論じないわけにはいかない。

 なぜなら、記憶システムの本質は、忘却が成長やシステム思考や幸福と結びつく、

 という意外なダイナミズムの面白さにある、と考えるからだ。≫





≪記憶は無意識化のため、つまり、忘れるためにある≫

≪知識や経験がありながらあえて「忘れた」かのように≫ふるまる。

≪白紙になって、全体を見る力。これは「技」と言うほかない。

 つまり、細かい知識に捉われず、全体を俯瞰するスキルだ。≫




 記憶には、大きく2つある。

 宣言的記憶と、非宣言的記憶。

 宣言的記憶には、「意味記憶」と「エピソード記憶」がある。

 意味記憶とは、いわば頭の中の国語辞典・百科事典のようなもの。

 エピソード記憶とは、いわば頭の中の日記やアルバムのようなもの。

 無意識で行ったことはエピソード記憶できない。つまり、

 意識はエピソード記憶のためにある。


 非宣言的記憶とは、

 辞書にも日記にも書けないような記憶であり、

 主に身体に使った練習の繰り返しや、経験を重ね場数を踏むことによって

 「スキル」として習得されるものが多い。

 「スキルの記憶」ともいう。


 「スキルの記憶」は、学習によって伸ばすことができる。

 「考えること」「人と接すること」といった経験を

 重ねることによって、自らの「スキル」を身につけることができる。



 「スキルの記憶」は、

 「フィードバック制御」

 「フィードフォワード制御」

 「フィードバック誤差学習」

 を通して、伸びる。



 「フィードバック誤差学習」のためには、

 失敗したときには、しっかりと「何がまずかったのか」を分析すべきである。

 そうすることで、脳の中に構築した、身体や外部のモデルを更新することができる。

 すぐには伸びなくても、ある瞬間、飛躍の日を迎えることができる。




≪記憶力に自信のある人であればあるほど、あえて忘れる努力が求められている。

 記憶力を伸ばすよりも、考える力や対人折衝力といった大局的・俯瞰的思考スキル

 を鍛えることによって、スキルの記憶を脳に刻み込んでいくことの方が必要とされている。≫




<目次>
第1章 「脳」と「記憶」の関係
(なぜ忘れることが必要なのか
記憶とは何だろう
スキルの記憶はどうしれば鍛えられるのか)
第2章 忘却のメカニズム
(年代によって記憶の果たす役割は変わる
記憶は忘れるためにある
忘れられない記憶との付き合い方)
第3章 「忘れる技術」を身につける
(「忘れる」ためには技が必要である
「失敗の記憶」をつけておこう
「記憶力信仰」にさよならを)
第4章 「忘れる力」を生かす仕事術
(記憶との付き合い方が異なる二つの生き方
忘れるために必要なツールとは?
記憶に頼らない生き方が求められている)
第5章 忘れるほど生き生きと生活できる
(重視される能力は時代とともに変化する
記憶との新しい付き合い方を構築する)






最終更新日  2016.07.24 10:05:16
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