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2010.04.09
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カテゴリ:自然と生命
 生命がどこで、どのようにして誕生したかが、地球史の最大の謎になる。海の中で偶発的に生まれたという仮説は、ほとんど否定されている。偶然に1個の細胞生物が生まれても、寿命が尽きたら終わりになる。生命の連鎖が継続するには、初代からDNAを持ち、子孫を残せないと意味がない。つまり、1個の細胞が偶然に生まれたということはありえない。かなり進化した形態の原始生命が、子孫に継続する能力を持って誕生したことになる。初代から原始的なDNAを持っていたということは、地球が生命の源であることを疑わせるに十分だろう。
 地球の生命は、アミノ酸から構成されている。不思議なことは、地球生命の持つアミノ酸は、すべて左型であることに尽きる。自然にアミノ酸が形成され、それが生命を生み出したのならば、左型か、右型は五分五分の確立になる。地球の生命のアミノ酸が左型である理由は、最近になるまで不鮮明だった。宇宙観測技術が進化して、オリオン星雲の中心部に円偏向を行う光が存在することを突き止めることで、解明されたことは驚きになる。この光にさらされると、すべてのアミノ酸は左型に偏らせてしまう。つまり、地球の生命の源になったアミノ酸は、宇宙で形成されたことになる。
 宇宙で形成されたアミノ酸は、隕石に付着して地球に落下した。大部分は途中で燃え尽きているはずだが、ごく一部分が海面に到達したらしい。そして、海の中に残留したアミノ酸が何億年をかけて、生命に進化している。すべてのアミノ酸が生命起源になるわけではなく、隕石に付着していた左型アミノ酸が生命を生み出した原型になった。
 これまで、多くの科学者が実験室で生命誕生に取り組んできた。しかし、それは徒労に終わっている。普通のアミノ酸をどのように実験しても、生命を形成しないことは判明している。おそらく、特殊な構造のアミノ酸だけが生命を形成するDNAを保有しているのだろう。アミノ酸が複雑な構造を持つ生命細胞に進化するには、数億年の歳月がかかるはずである。科学実験室では、やはり時間が足りないのかもしれないなあ。





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Last updated  2010.04.09 16:49:29
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