カテゴリ:現代社会
エレクトロニクスの接続は、ややこしい。コードをつなげば終わりでない。ネットやTVの配線をじぶんでやると、山のような作業が続く。それでも、無線ランはつながらなかったので、専門職が存在するのも当然だろう。これだけの種類のコードと機器をつなぐことを要求されると、デジタル化が進まないのは無理はない。
唯一の例外がHDMI端子だった。HDMI端子は、実に便利なシステムであることを知って驚いた。ノートパソコンにHDMI端子があることは認識していたが、TVがアナログのブラウン管だったので、無意味な存在になっていた。3月末に巻き起こった液晶TVのバーゲンセールで、何とか東芝のHDD付き液晶TVを手に入れた。そこに3個のHDMI端子が付いている。試しにCOSMIOと接続すると、まったく同じ画面がパソコンとTVの二つの液晶に映し出される。パソコンのHDDに収録したさまざまな映像も、そのままTV画面に映し出される。CPRMの複雑さに懲りて、DVD録画をやめていた人間にはありがたい進化だった。 せっかくの機会なので、NTTに光ケーブルの工事をしてもらい、ひかりTVと契約した。これがまた便利なシステムに出来上がっている。ひかりTVのセットボックスに、パソコン用の1テラバイトのHDDを接続すると、ハイビジョンで録画できてしまう。映し出される映像は、地上波デジタルと同格レベルにある。オンデマンドで、好きな映画や番組が高画質で見れるというのも、画期的になる。自分がデジタル社会に取り残されていたことを再認識させられた。ひかりTV番組をハードディスクに録画すると、映像の編集はできないけれど、大量の番組が保存できるので、これに限る。 デジタルTV時代は、単にブラウン管TVに置き換えることを意味しない。光ケーブルを使えば、無限の可能性が出てくる。それを遮っているのは、やはり各種の利権と勢力争いになる。未来社会の情報は、CATVに握られていると思っていたが、いつの間にかNTTに略奪されている。こんなに便利なシステムを使わないのはもったいないのに、TVとパソコンを両立させると配線が複雑すぎて、ほとんどの人はため息をつくだけになるのが惜しい。邪魔をしているのは、さまざまな規制になる。そこには利権が深くからんでいるから、各種の規制が撤廃される日は来ないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.29 08:44:20
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