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2010.06.21
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カテゴリ:サッカー
 ドメニク監督とアネルカが口論をし、それがマスコミに暴露されたことで、アネルカは強制送還の処分を受けることになっている。このフランス協会の処分に対して、選手団は反発して、全員一致で公開練習をボイコットした。窮地に立たされたドメニク監督は選手たちを説得したようだが、彼らが意志を変えることはなかった。フランスは予選リーグ脱落の危機に立たされているけれど、その元凶が監督と選手団との確執にあることが鮮明になってきた。
 フランスのドメニクも、イタリアのリッピも、前回大会で決勝を戦っている。それゆえに名将だという通説が流れている。そのために古いスタイルのサッカーを脱却できず、固執する。そのスタイルに対する反発が強いことが根底にある。フランスが準優勝したのは、必ずしも監督の采配ではなく、選手たちの血と汗の結晶だったからになる。そのことを指揮官が理解していないと、万骨枯るを察知する選手たちの信頼を失う。
 アネルカはドメニクとの口論の後に謝罪を拒否している。アネルカの発言が、単なる罵詈雑言ではないことを暗示している。指揮官に対する作戦上の批判だった可能性が高い。周囲にいた選手たちはそれを聞いているので、アネルカの追放が誤りであることを知っていた。ともに苦労して南アにやってきたのに、そんなことで強制帰国させられてたまるかという反発もある。冷静沈着なアンリでさえも、ボイコットに賛同している点からも、功罪ははっきりしている。
 サッカーの世界ではさまざまな処分が行われる。それは恣意的なものが多いのに、反論は許されず、選手が汚名を着ることが多い。監督と口論して強制送還では、誰もがアネルカの態度を批判する。しかし、実情を熟知している同僚たちは、その結論が誤りであることを訴えたかったのである。本当に批判されるべきはアネルカでなく、ドメニクであることが公然となって、フランス協会は面目を失墜するだろう。現場で何が起きているかを調査もせずに、残酷な結論を下す愚かさを批判されても仕方がない。第3戦でフランスは復活するだろうか。





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Last updated  2010.06.21 06:07:45
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