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2010.08.30
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カテゴリ:モータースポーツ
 山岳地帯に建設されたスパは、天候が激変しやすい。山岳地帯特有の気流がレースの邪魔をする。晴れていても、突然に降雨になるサーキットのレースは、対応が難しい。腕と度胸と運がないと到底勝てない。マクラーレンのハミルトンの運動神経は、こういう激変する環境に向いている。路面の水滴を恐れない心臓がスパには必要になる。ハミルトンはスタートに成功して、序盤からリードを保つことができた。
 降雨があるとスパのレースは混乱する。水滴で視界が遮られて、リスクが異常に高まる。1周目にバリチェロとアロンソ、3位のベッテルと2位のバトンが接触して混乱に輪をかけた。セイフティカー出動とレインタイヤの選択と雨を計算して、最適のピットタイミングを狙うことが生き残りの絶対条件になる。冷静なアロンソさえも、コースアウトしてリタイヤに追い込まれるほど過酷な条件が続いた。
 トップを走ることで落ち着きを見せていたハミルトンに比較すると、ベッテルは熱すぎる。バトンに仕掛けてリタイヤに追い込んでしまう。この判断は未熟すぎて話にならない。王者になる資格を疑われても仕方がないだろう。危険行為のペナルティまでくらって、周回遅れにされてしまった。ドライブの才能やマシンの性能だけでは、選手権を勝ち抜けないことを立証させてくれた。これだけ速いマシンと腕を持ちながら、ベッテルがなかなか勝てないのは、やはり明白な理由があると考えられる。
 勝負に勝ったハミルトンがポイント1位に復活した。2位は執念の走りを続けたウェバーになった。バトンは2位を脱落させられたから、さぞや怒っているだろう。勝者に25ポイントも与える制度は、終盤での大逆転を可能にする。自分がレースに勝ち、ライバルが脱落すると、なんと25ポイント差がひっくり返ってしまう。フェラーリのアロンソも、王座獲得をあきらめてはいないだろう。次回のイタリアGPで、何が起きるかを予測することは難しい。





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Last updated  2010.08.30 17:55:03
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