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カテゴリ:SEED・DESTINY(アニメ感想)
ずっと滞ってしまっていたSEED感想ですが…
とりあえず、書き続けていきたいな~と思っているので、スローペースになりつつも、地道に書いていきたいと思います。 とうことで、だいぶ前になりますが、24話の感想です。 「二人だけの戦争」の二人とは、もちろんアスランとカガリのことを指しているということで… 今回は、アスカガのアスカガによるアスカガのためのお話でしたね~ アスカガの出会いを描きつつ、戦争で戦っている敵同士が1対1で出会ったら…ということも描かれ、戦争とは何なのかということを今一度考えさせられるお話だったのではないかな~と思います。 ということで、早速感想行ってみましょう。 ■マリューさんとナタル 最近、二人の対立というか、対比がよく描かれていますが、今回も描かれていましたね。 戦闘に出たまま行方が分からなくなっているカガリを 直ぐさま 「MIAと任命されますか?」 と、落ち着いて発言しているナタルに対し、マリューさんはというと、 「それは早計ね。」 と言って、ストライクに捜索させます。 どこまでも軍人気質なナタルと、人情家なマリューさんというのが伺えますね。 そんなマリューさんの判断を聞いて、異議を唱えようとしたナタルでしたが、そんなナタルの発言を遮って、 「報告にでも記録にでも好きに書きなさい!」 というマリューさんが男前でカッコよかったですv で、マリューさんがそうまでしてカガリを捜索するのには、ちょっと思い当たる節があるみたいですが、やっぱりマリューさんはカガリがただならぬ人物だということを感じ取っているんでしょうね。 そいういえば、ここでのMIAの説明は、後々の伏線となっていますね。 ■キラとフラガさん マリューさんからカガリの捜索を命令されたキラですが、やはりキラもカガリのことが心配のようで、戦いによる疲れなど見せず、進んで捜索活動を行っています。 …が、砂漠編に入ってから落ちに落ち、軽く精神破綻入っていたキラのことを受け入れて救ってあげたカガリの存在は、キラの中でかなり大きくなっていたようで、キラは誰よりもカガリのことを心配し、マリューさんとの約束の時間が過ぎても捜索を続けることに… キラの心配っぷりに、双子ちゃん愛を感じてトキメキですv しかし、大して休みもせず、尚も捜索を続けようとするキラに、フラガさんが一喝。 最初は聞く耳持たずなキラでしたが、フラガさんの悔しがる様子を見て、大人しく引き下がることに。 確かに、カガリの出撃を許可し、一緒に戦っていたフラガさんは、誰よりも責任を感じているのでしょうね。 ■ザラ隊初任務 その頃、ザフトサイドではアスランが捜索されていますが、その任務がザラ隊に与えられたようで… 「これ以上ないと言うほど重大な隊長の捜索である」 と、ザラ隊の初任務を皮肉たっぷりに言うイザーク。 それを聞いてディアッカは大爆笑していましたが、ニコルはというと、そんな二人の態度にムっとしていましたね。 とりあえず、アスランの行方を心配しているのはニコルだけのようです。 (でもごめんなさい。私も笑ってしまいました。) でもホントに、隊の初任務が、隊長捜索だなんて、なかなか無いことですよね(笑) ■アスランとカガリ 無人島で対峙した二人は、銃とナイフを持ちながら様子を見合っています。 普通だったら、銃を持っているカガリの方が優勢なはずですが、そこはやっぱりナチュラルとコーディネイターの違いが出てくるところ。 特にアスランはコーディネイターの中でも戦闘能力に秀でていますから、カガリの一瞬の隙を突いて、あっという間に形勢逆転です。 ナイフを振り上げられて、思わず 「キャーっ」 と叫ぶカガリは、何ともカガリらしいですね~ で、その悲鳴によって、アスランはカガリが女の子だと気づいたようで… キラに引き続きアスランも、カガリのこと、男の子だと思っていたんですね(笑) とりあえず、アスランがカガリの身柄を捕獲…という形で、二人の無人島での生活が始まります。 普通だったら、普段戦場で戦っている敵同士が出会い、一戦交えたのであれば、もっと緊迫した空気が流れていそうですが、叫んだり、芋虫歩きをして水場に落ちたり、カニと戯れたりして(笑)、無邪気に振る舞うカガリを見て、アスランもいつになく素直な感じで、和やかなムードが漂っていますね。 (まぁ、カガリが軍人ではないということもありますが) ラジ種でネタにもなっていたカニによる一件で、頬を赤らめている二人にも和みます。 しかし、戦争についての話になると、そうも言ってられません。 ヘリオポリスを襲ったこと、血のバレンタインで母親を失ったことなど、双方の言い分を言い合い、更に『暁の車』が流れ始めシリアスモードに突入です! 『暁の車』、実は最初にSEEDを見ていた時は、ディアッカとミリアリアとフレイのシーンで流れていたのが一番印象的だったので、カガリのテーマソングだと聞いた時、いまいちピンとこなかったのですが、最初に流れたのは、このシーンだったんですよね。 『暁の車』をバックに、対峙しながら、自分の思いを言い合う姿が切ないです~ 特にカガリの、 「あれはまた地球を攻撃するんだろ? 作ったオーブが悪いってことは分かってる。 でもあのMSは地球の人たちを沢山殺すんだろ?」 という涙ながらの必死の訴えは、カガリの素直な気持ちがもの凄く伝わってきました。 銃を奪い構えていたカガリですが、ザフトのパイロットだというアスランの言葉を聞き、虎さんの 「あのMSのパイロットである限り私と君は敵同士と言うことだな。 やっぱりどちらかが滅びなくてはならんのかねぇ。」 という言葉を思い出し、銃を放り投げることに…。 この言葉を思い出して、銃を投げ捨てるということは、虎さんのこの言葉にカガリは賛同しなかったということになりますよね。 結局、敵である以上戦うしかない。どちらかが滅びるまで!と散っていった虎さんに対して、カガリはそもそも軍人ではなく、常に個人の意志で戦っているので、「敵だから戦う」とか、「どちらかが滅びるまで戦う」ということは、自分の気持ちと反することなのでしょう。 しかし、だからといって銃を投げるのは危険行為です! (カガリらしいといえばカガリらしいですが/笑) 慌ててアスランはカガリを庇いましたが、敵である者を庇うということは、アスランも集団でなく、一個人でなら、自分の気持ちで動く人なのだな~なんてことが分かりました。 というか、アスランって、私の中ではDESTINYでの議長洗脳にかかっている時のイメージが強かったりするので、根っからの軍人気質なイメージがあるのですが、実はSEEDの初期とかみても、キラのことを思って出撃命令出ていないのに勝手に出撃してしまったり、ストライクを勝手に捕獲してしまったり…と、個人の気持ち優先で動いているところがあったりするので、実は元々は組織よりも個人寄りな人なのかもしれないな~なんて思いました。 (でもやっぱり、アスランは組織の中の人というイメージが強いのですが) それはさておき、カガリを庇い、ケガをするアスランですが、それを見て、 「いいからやらせろよ!このままだと私、かりの作りっぱなしだ。」 と言って無理矢理アスランの手当をするカガリが、やっぱりどこまでもカガリらしいな~なんて思いました(笑) そんなこんなで一夜を明かしたアスカガは、お互い救助が来て分かれることに。 敵として出会ったにもかかわらず、最後は笑顔で互いの名前を言い合って分かれる…というシーンを見ると、戦争で敵だとしても、個々の単位で見ると敵であるとは限らないということが分かり、ひいては、個々で話し合い、分かり合うことが出来れば、戦いは起きないのではないか…ということも感じることが出来ました。 実際、第一次世界大戦の時、敵兵同士がクリスマスは敵味方関係なく一緒にパーティーしていた…なんて話を聞いたことがあるのですが、だとすると、個人では戦う意志や理由など無いのに、組織になると戦いとなってしまう…という戦争とは何なのか…なんてことも今回の二人のやりとりを見ていて考えさせられました。 ■キラとカガリ 最後、カガリがストライクを見つけて、 「ストライク…キラ!」 と笑顔で駆け出すところでEDとなりますが、個人的にこのシーンがすごく印象的で好きだったりします。 カガリを助けに来たのがキラ…という、双子ちゃん愛なところにもトキメくのですが、それ以外にも、ここのシーン、止め絵になっているところも印象的な要因なのではないかな~と思います。 SEEDシリーズのEDって、前奏が本編に被るようになっていますが、最後止め絵で終わることってほとんど無いんですよね。 なので、この止め絵のカガリは印象的なのかもしれません。 この回、アスカガでトキメキどころ沢山あるというのに、実は一番トキメいたところってここだったりするので(笑) ということで、アスランとカガリ、ほぼ二人だけのお話でしたが、二人だけだからこそ、色々と見所があったお話でした。 次回はいよいよカガリの正体が明らかになりそうですね~ 秘密がばれる時というのは、その周りの人の反応が楽しみだったりするので、個人的に好きなんですよね。 SEEDを初めて見ていた時も、このシーン、 「ついに言った!」 と、テンション上がったのを覚えています。 アスランもカガリの存在を知ったわけですし、次回それぞれの反応が楽しみです~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月06日 07時10分54秒
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