カテゴリ:ガーデン
秋も終盤となり来年に向けての準備が忙しい時期になりました。この時期は今年一年の庭の様子を振り返り来年に向けてどのように改良していくのか考えるのに最適です。花の配置の見直しや品種の入れ替えなど年間を通したパフォーマンスを考えながら見直していきます。 エレムルス・クレオパトラ(Eremurus × isabellinus 'Cleopatra') は別名狐の尻尾と呼ばれているように夏季になると三角錐状に配列された細かな花が下から順々に開花していきます。花期は短いですがとても美しい花で一度は育ててみたい花です。日当たりの良く水はけの良い土壌を好み成長は速いです。今回は紫系統でまとめてあるサン・ガーデンにアクセントとして加えていきます。 アリウム・ギガンチューム(Allium giganteum) は背丈が150cmほどまで成長する高性のアリウムです。日当たりの良い栄養豊富で水はけの良い土壌を好み大きな球状の花を5月ごろに咲かせます。垂直に高く茎を伸ばすので花壇の中列から後方にかけてやや背丈のあり枝葉をしっかりと伸ばす植物の間に植えることで足元を隠しつつ球形の花が浮かんでいるような風景を作ることができます。プレーリーガーデンのやや草丈が高いエリアに加えて、春には咲く大きな花も楽しみですが花がおわった後もシードヘッドとして秋まで楽しむことができます。 中央の大きな球根がアリウム・ギガンチューム(Allium giganteum) でそれよりやや小さい白色の球根がアリウム・モンブラン(Allium ‘Mont Blanc’)、タランチュラのようなグロテスクな形をしているのがエレムルス・クレオパトラ(Eremurus × isabellinus 'Cleopatra') です。エレムルスは垂直方向の圧力に弱いので植え付け後は誤って踏むことのないように注意しましょう。 アリウム・モンブラン(Allium ‘Mont Blanc’) の球根の仮置きの様子です。5球一組のグループを既存のグラスや多年草の間に配置していきます。間隔を整えて360度様々な方向から見て最もバランスのとれた見た目になるように配置します。 配置が決まった後球根を植え込んでいきます。穴の深さはエレムルス・クレオパトラ(Eremurus × isabellinus 'Cleopatra') が約15cm、アリウム・ギガンチューム(Allium giganteum) は球根2個分、アリウム・モンブラン(Allium ‘Mont Blanc’) はやく20cmです。若干深めに球根を載せる下土をほぐしてから球根の頂点を上に向けて球根乗せ、上から土をかぶせます。 球根の植え付け時期はアリウムが11月となっていますが、関東地方以南の温かい地域では12月に植えても問題はないようです。エレムルスの植え付け時期は2月までとなっていますので来年の庭づくりに向けて球根の植え付けを考えてみてはいかかでしょうか。
今回の植物
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最終更新日
2018.11.29 10:58:14
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