飲む撃つ食う

2007/02/14(水)11:14

カワウ有害駆除

その他(181)

 (写真)は私が住んでる近くの川に飛来するカワウです。普段は捕獲することが認められていない、いわゆる禁鳥です。これまでロケット花火で追いやったり、川面にビニールテープを吊るなどの防衛策を施してきましたが効き目はなく、深刻化する漁業被害を受け、昨年から銃による捕殺許可が下りるようになりました。  で、昨年は6月に1日限りでしたが、今年は既に許可が下りていて、期間は3月末まで。昨年からは考えられない状況です。一昨年までは学術調査と称する限定的で消極的な捕殺しかできなかったわけですから、漁業関係者にとっては大きな進歩。保護団体にとっては訴えが容れられなかったということになるのでしょうか。期間中は、登録者による一斉駆除も計画されていますから、賛否それぞれの反響が聞こえてくるでしょう。  さて、1カ月半にもわたる長期の駆除期間が設定されたのはなぜでしょう。カワウはとても警戒心が強く、また飛翔力も抜群で、かなり高いところを飛びます。普通私たちが射撃場でクレーを撃つ7・5号(ナナハン)と呼ばれる仁丹みたいな小さな粒の散弾では落とせません。ウサギやタヌキなどの中型獣でもとめられるような大粒の弾を使います。この弾は高いです。カモのように、撃っても食えません。カラスのように補助も出ません。そして、なかなか当たりません。  

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る