生産調整で、作物は作ってないのに定期的にトラクターを入れ、圃場をならしているところがあります。(写真)もそんな元田んぼ。車で通りかかると、道路から土手の脇に何か黒いものが見えたので、もしや、と思って行ってみます。すると、予想通りカラス(手前の黒いの)。あれだけ青々としていた草も、この暑さだとあっという間に干草状態ですが、その中で埋もれて死んでます。こういうの、まれーにあります。トラクターが圃場に入って表面を起すと、そこで虫なんかを拾おうとものすごい数のカラスが集まってきます。たぶん、そんな中の1羽がトラクターに接触するなどして死んだんでしょう。さすがに敏捷なカラスですからローターに巻き込まれるということはないでしょうが―。またまれーに、道路で轢かれてカラスもいます。アスファルトの上に木の実などを落として食べようとしたり、車のタイヤに潰させようとしてるカラスだと思いますが、工夫を凝らしたりうまく立ち回ったりしてるつもりでも事故に遭うんですね。生死に関わることでなくても、人間でも身の回りで、濡れてで粟がとんだ見当違いっていうようなこといくらでもあります。
さて、このカラス、外傷はありませんが、口から血を出してました。死因、近く見ても私には分かりません。けれど、このまま獣の餌になったり腐らせてしまうのはもったいないので、セコイといわれても、見つけた以上足をいただきます。だって、それが目的で見に行ったんですから。いただくものをいただいた後は、車載のスコップで土手に埋めてやります。獣に掘られなければ普通に土に帰れるでしょう。