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カテゴリ:長野を散策
戦没画学生の遺作や遺品を展示している美術館。
『無言館』・・・意味の深い名前だと思います。 館長の窪島誠一郎さん自ら、戦争で亡くなった美大生の 遺族を訪ね全国を歩き回って集められました。 絵の横には、名前・簡略な生い立ち・戦没地・享年が描かれていました。 まだまだ皆若く25歳前後の若者ばかりでした。 大事な大事な遺作(遺品)ですから、なかなか預からせてくれないご家族もいたそうです。 預かってくれと言われ、窪島さんが足を運ぶと、やっぱり大事な遺品は譲れないと心変わりし、そのやり取りを何回も繰り返しやっと・・・ ということもあったそうです。 館内に入ると(混んでいましたが)、なんともいえない雰囲気が 漂っています。1点1点みていくうちに、胸が熱くなりました。 実際使っていたパレットや筆、戦時中に家族や友人、恋人に宛てた手紙 なども展示されています。 未完成の絵もあり、戦争から戻ったら続きを描くつもりだったといいます。 無言館を出てから、旦那さんは言いました。 絵の才能があり、絵を残せた人はいいけれど、何のとりえもない、 何も残していけなかった多くの人のことも忘れてはいけない・・・と。 【無言館】 住所:上田市古安曽3462 電話:0268-37-1650 開館時間:午前9時~午後5時(7月~9月は午後6時まで) 入館料:随意制(1人500~1,000円) 交通:上田電鉄別所線塩田町駅下車シャトルバス10分 上信越道上田菅平I.Cより35分 長野県ランキングに 登録してます。 良かったら1票(クリック)お願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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