人の3倍稽古する。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか /増田俊也木村政彦「木村の前に木村なし。木村の後に木村なし。」と言われた最強の柔道家人の3倍稽古すると言って一日9時間は稽古していたそう。木村自身も周りの人々も戦争に翻弄された人生でした。力道山に負けた男と言われ続けた人生。ただ、エリオ・グレーシーは、最大の敬意を表し、「私はただ一度、柔術の試合で敗れたことがある。その相手は日本の偉大なる柔道家木村政彦だ。彼との戦いは私にとって生涯忘られぬ屈辱であり、同時に誇りでもある。彼ほど余裕を持ち、友好的に人に接することができる男には、あれ以降会ったことがない。五十年前に戦い私に勝った木村、彼のことは特別に尊敬しています」と、語ったそうです。この本には、明治から平成にかけての柔道史と、空手、合気道、ブラジリアン柔術、プロレスなどの話もあります。分厚い本ですが、興味があれば、読んでみてください。