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国産小麦のイギリスパン

< 国産小麦でつくる、イギリスパン >

国産小麦イギリスパン

( はじめに )

 私は、このパンを作るまでは「国産小麦はパンには向いていないから、使いたくない」と思っていました。
 でも、ある時、真剣に、国産小麦と向かい合ってパンを作った時、生まれたのが、このイギリスパンです。このきっかけを作ってくれた方に、感謝の至り。きっと、私一人では、このパンを作る事は出来なかったでしょう。

( 材料 )

100% 国産小麦(お好みで。実はフランスパン専用粉でもよかったりして)
 65% 水
  2% 脱脂粉乳(全脂粉乳でも、効果は同じ)
0.5% ゴールドマルツ(モルトエキスやモルトパウダーとビタミンCでも可)

  2% 砂糖
  2% 塩(シママース)
0.7% サフ・インスタント(ルサッフル社)
  5% 無塩バター(四つ葉乳業)
 10% 生クリーム

( 作り方 )

 今回も、申し訳ないのですが、業務用です。縦型ミキサーを使用します。
 まず、粉と水と粉乳とゴールドマルツを混合(低速3分)し、オートリーズを取ります。(20分ぐらい)
 オートリーズが終わったら、残りの材料を投入し、低速5分/高速1~2分で、こね上げます。高速に入れた時、水切れの状態から、ストンとグルテンに力がなくなる瞬間が来るのですが、その寸前が、ベターです。こね上がり温度は24度を目安とします。
 醗酵時間は2時間(30度80%)で、パンチをしっかり入れて、あとは30分です。
 ケースに合わせて分割します。型容積比25%を基本にします。30分程ベンチタイムを取り、丸めます。
 最終醗酵は、ケースから少し出た位(110%)を目安にします。
 オーブンにて焼成します。普通のイギリスパンと同じです。
 できあがり。

( 最後に )

 製作のポイントは、「オートリーズ法」の採用をどうして行ったか、を考える事です。普通は、イギリスパンではやりません。
 あと、丸める時に、かなり繊細な生地ですので、慎重に。
 私の場合、型容積比を25%にしましたが、重たい食感にしたい場合は、増やしたほうが良いと思います。私は、サクッと軽い食感が好きなんです。

 同じ生地で、プルマンも出来ます。この場合は、型容積比25%で80~90%出して、焼成してください。

 粉乳は、香り付けと焼き色の改善の為に入れています。あと、生クリームは、乳化剤の代わりです。





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