2012/04/14(土)20:06
高島屋でシジミを売っているおば様の件
奥さんと一緒に帰りに高島屋によって晩御飯のおかずを買いにいきました。いつも私はせこいので、平日の6時~7時に行ってお買い得商品を手に取りますが今回は時間帯は土曜の夕方でした。最初、高島屋の見切り品コーナーに行って「ここがうちの高島屋やで」と奥さんに説明、それなりの野菜を安く購入しました。メインはどうしようかと、奥さん、シジミアサリハマグリコーナーの試食につかまる。ちょっと値段が高い(シジミは1パック1,050円。。。)ので、私は今さばきたてのタイの「アラ」6切れ500円が奥から出てきて一番端に置かれたのを見て、そちらに誘導しました。こういうの、結構おいしいし使い勝手もよい。なんとかそれを買ってくれて、料理のイメージもでき、帰ろうとしたら、「一応シジミももう一回見よう」と言われ、しぶしぶそのコーナーに。そこで掲題のシジミ売って40年みたいなおばちゃん登場。早速食いついてきまして、奥さんにしゃべりかけてきます。試食させて、やれ健康にいいとか大きいほうがおいしいとか。奥さん「じゃあ1パックください」おばちゃん「1パックで1050円やけど、2パックで1575円、3パック買ってくれたら2100円。まとめて買ったらお得です~」奥さん「でも1パックでも結構な量やし食べきれないわ」おばちゃん「いや、冷凍したらいいのよ。20分くらい水に浸して、水切りしてから袋に分けて冷凍庫に入れるのよ。戻すときは沸騰したお湯に入れればいいのよ~」奥さん「でも味落ちたりしない?」おばちゃん「落ちないわよ。逆においしくなるんだから。オルニチンが4倍になるのよ!!」奥さん「ねえ、じゃあ3パック買おうかな」おばちゃん「毎度あり!小分けようの袋も入れとくね」帰り道にて、奥さん「まあ前のお客のおにいさんも3パック買ってたし、まとめ買いが安いし、冷凍したほうが逆においしくなるし、しょうがないわ。シジミと鯛のあらでなべやね」私「あのおばちゃんすごい商売上手やったね」奥さん「そう、ついつい買っちゃうわ。」私「今後あんまり買わんようにせなな。まあ、今日はいい買い物したんちゃう?」という流れで会話をしました。私は心の中で、これくらいなら会話も楽しいし、知識も得たし、奥さんもよろこんでるしいいかと思ってましたが、すぐに浮かんだことと、後でよく考えたら浮かんだことがありました。すぐに浮かんだのは、おばちゃんは客商売の基本ができている。話しかけて客が食いついたら最後、奥さんの自分への言い訳はすべて埋めてくる。最後のオルニチンが4倍は見事。もし本当なら冷凍シジミを売れよ、と。勉強になります。家に着いたときふと浮かんだのは、果たして何パック買えば一番よかったのかと。私もなんの気なしに、3パックが一番割安くらいに軽い気持ちで考えていたのですが、2パック目の追加費用が525円で、3パック目の追加費用も525円なんですよね。じゃあ、2パックが正解なのか?平均買い付け単価は3パックが下がりますが、2パック目と3パック目の追加費用が変わらないのだからこれは確率の問題だなあ、と。奥さんいわくの前の客のにいちゃんも奥さんも迷わず3パック買っているので高島屋の値段設定はうまいなあ、と思いました。前のにいちゃんと共謀して6パック買うか。いや、それも高島屋の思うつぼか。いやいやいや、平日の夜行くと、1パック525円で売っていたような??それを奥さんに言うとショックを受けるからやめとくか。でもそもそも株の信用金利で毎日いくら払っていると思ってるんだ。まあそれは投資でリスクとってリターンだからいいか、とか。以上、どうでもいい話でした。