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丸山 聖司 です。
■今(17時現在)、 ある会社の役員会に出席しています。 (直接、私がかかわっている会社ではないのですが、、、) 売り上げは、目標数値に達しているのですが、 利益率で見ると。。。がっかり! ■でも、 このような現象は、何もこの会社に限ったことではないようです。 例えば、 日本企業のROA(総資産利益率)は、平均2%だとか。。。 これでは、 ほとんどボランティアのような状態。。。 (因みに、アメリカ6%、ドイツ14%超とのこと。http://ohnishi.livedoor.biz/ ) 戦略も無く、 価格競争に突入。。。 そして、薄利多売に走ってしまう。 ■その結果、 労働力の安さにものを言わせた外国企業に負けてしまう。 リカバリーが効きにくい状況になって、 何が足りなかったか?!と考えてみれば、 結局、 「全体を予測するための論理思考力の不足」 などと、 どうにもならない結論に。。。 それが、 今の日本の状況かもしれませんね。。。 ■残念なことに、教育現場もまた然り。 1973年生をピークに、子供の数は、どんどん減っていく。 そんなことは、 1975年、 今から30年前に分かっていたことです。 なのに、 1990年になっても、 「生徒募集の目玉」と称して、 新校舎を建設したり、50mプールの設置を行ってしまう高校が・・・! 「幼稚園の身売り」の文字が、新聞紙上を賑わせていても、 そんな無謀な冒険を平気で行う。 ■さらに! 学校教育の現場の悲運は、 強烈な呪文がみんなの思考回路をストップさせるのです。 「学校は、お金儲けの場所では無い!!」 この呪文の効果はてき面! この言葉を聴くと、みんな努力を放棄してしまう。 「なぜお金儲けは駄目なのか?!」を尋ねて見ても、 「利益を追求することは悪だ!だって、ここは教育現場なのだから・・・」 となってしまう。 「教育現場は、‘なぜ’お金儲けが駄目なのか?!」 と質問しているのに、 ドラえもんのしっぽを引っ張ったが如く、 思考回路は完全停止。感情論に終始する。。。 ■「お金が無い⇒学校でも倒産する⇒理念の探求を断念」 これは至って単純な話です。 にも関らず、 呪文が解けるのは、完全に息の根が上がってから。。。 そして、共通して言う言葉は、 「何で、こんなことになってしまったのだろう・・・?!?!」 ■このように見ていくと、 いたるところで、 根拠のない精神論でことを勧めていることが多いことに気付きます。 つまり、 根拠のない精神論を妄信してしまう。。。 ■今では信じられませんが、 私が中学生のころ、 「運動中は、水を飲んではいけない!」 と言って、クラブ活動の時間は、水を飲ませてもらえなかった。 (僕は、昔から水の信者なので、無視して飲んでましたけど^^!) ほとんどの生徒は疑いも無く、 水を飲まないほうが、体力が付きやすいと信じていました。 実際には、自分の体調が悪くなっても、 「この方が体にいいのだから・・・!」 と炎天下に水を飲まずに部活に励む。 「水を飲まない→それでも汗は出る→血液の濃度が上がる→乳酸の排出が滞る→体内への酸素供給が非効率→飲むべき!!」 ちょっと考えれば、 こんなことは中学生でもわかるはずですよね。。。 ■今、 この事例に似た状況は、 日本中のあちらこちらで見られていると思うのです。 ■このような状況になってきた一番の理由。 それは、月並みですけど、やはり 教育! なのかなぁ・・・と! 今までの、丸暗記の教育が、 論理思考力を磨く妨害をしてきたのではないでしょうか?! ■だからこそ、 教育を見直さなければいけない!!と、最近その想いが強まるばかりです。 より早い段階から、 論理的なものの考え方を身に付け、 世界の常識とは何か?! を理解したうえで、 自分の考えを構築できる能力を身に付ける必要があると思うのです。 ■そのためには、 遅くても、 高校生の間に、論理思考力とは何か?! を把握できるプログラムを用意する必要があるのではないかな?!と。。。 ■これから、 どんどん老人が増え、 このままでは、 老人と若者が対立する社会になって行くでしょう。。。 (老人を養えるだけの若者がいないのですから。。。) このような状況下で、 日本をより発展させるためには、 今までの様に、 外国に与えられた環境を受け入れるだけではなく(日本の現状のような事例はないのですから・・・)、 自ら世界に環境創造できる能力をいち早く育成することこそが、重要だと思います。 そのための教育。。。! これは本当に重要な問題ですね。。。 ☆! 今までは、与えられた環境を受け入れることによって、 成立する社会だったのかもしれません。(特にこの30年) しかし、 学ぶべき事例が無い時代に突入する日本にでは、 自らが環境創造を行うことが重要だと思うのです。 そのために、 まず論理的にものを把握し、 自分自身でストーリを構築する能力が必要です。 そこで、 遅くても高校生の間に、 論理的なものとは何かを学べるプログラムを構築し、 いち早く体系的な学習をすることが必要だと思います。 ************************ 今日は、ちょっと趣向を変えた視点で、日記を書かせていただきました。 今の教育からでは、 松下や、ソニーほどに、 世の中にインパクトを与えられる会社の出現は困難ですよね。。。 今の日本人に WINDOWS は作れないし、 Google だって、無理かも知れません。。。 いや、待てよ! だけど、もしかして、Google程度なら。。。っえ! 典型的な、 スタンフォード卒、シリコンバレー発の彼らに対抗できる人材が 日本からジャカジャカ出てくる事を考えると、 ワクワクしたりもします。。。ね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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